4月中旬より、約1ヶ月間、山形の町では、山形の風物詩である「寒ざらしそば」を食べることができる。
腰が強く、歯応えと喉越しが抜群に良いそばであり、旨味も深い。
先日、そば処・庄司屋 御殿堰七日町店へ、秘書室の後藤課長とYMFの則子事務局長と、ミーティングの後夕食に伺う。
天ざるを食べるが、蕎麦は「寒ざらしそば」と「十一そば」の「相盛り」にしてもらう。
「寒ざらしそば」は、冬の清流でそばのアクを抜き、脱水した後に高原の寒風にさらし、乾燥させたそばである。
江戸時代に将軍へ献上されたそばで、その困難な手法を再現した大変貴重なそばでもあるのだ。
通常、庄司屋で出しているそばは「十一そば」
2種類のそばを、食べ比べできるのである。
伺ったのはゴールデンウィークが終わる時期であり、賑わいが少し落ちついた状況だったので、ゆっくり食事を楽しめたのである。
この日は、改めて、山形の蕎麦文化の深さを知ったのであった。
「寒ざらしそば」を食べられるのも、後わずかであるので、是非、食べてみて欲しい。