いつも雪が降るたびに、熱々の鴨汁に、美味しいお蕎麦をつけて食べる「鴨せいろ」を思い出す。
この日も、大雪が降るが、しばし止んだ間隙をぬって山形一寸亭にお邪魔する。
例年に比べて、短時間で積もる雪の量がとても多い。
ちょっとしたうちに、車や道路の上に雪が積もっているのだ。
しかし、山形一寸亭の店舗内は、とても暖かい。
雪の日のそばは、風情があっていい。
そのシュチエーションも、好きである。
自分にとっては、雪見酒にあらず、雪見蕎麦なのである。
注文したのは、待ちに待った「鴨せいろ」の大盛り。
自分にとっては、今一番食べたい食事のメニューなのである。
昔から、鴨南蛮そばや鴨鍋などが大好物であり、よく食べさせてくださるお店に通ったものである。
寒い冬の日、きっと自然のサイクルというか、理に適った食事なのであろう。
書いているうちに、また、食べたくなってくるのであった。