昨年の8月、山形県立中央病院にて一泊2日の人間ドックを受ける。
その時、左腋窩のリンパ節が少し腫れていると言われ、半年後のこの日に再度CTを撮ることになる。
「コロナワクチンを打ったからかもしれない。」と、先生が仰っていたが、その時は、そんな事があるのか半信半疑であった。
確かに、2回目のワクチンを打ってから、ちょうど1ヶ月後のドックだった。
その後、ネットやニュースで、「ワクチン投与によってリンパ節が腫れることがある」と知ったのである。
この日、総合受付から、呼吸器外科に伺う。
CTを撮っていただき、診断の結果は、既に腫れは消滅していて問題はないとのことであった。
たぶん、ワクチンのせいだろうとの先生の見解であった。
やはり、少々不安はあった。
祖父も父も従兄も、皆。肺がんで亡くなっているからである。
しかし、明確な先生の説明に、心がすっきりした。
その後、病院の食堂で、遅い昼食をとる。
天ぷらそばと、ミニカレーライス。
ホッとしたせいか、食欲が湧いてくる。
窓の外は雪。
半年前のドッグの時は、真夏であった。
季節は巡り、オリンピックも夏と冬が終わった。
時間の流れは早い。
ちょっと日常から離れたせいか、外を見ながらそんな事を考えていた。
天ぷらそばとミニカレーが、どんな高級料理より美味しかったのは言うまでもない。