「リング」や「スマホを落としただけなのに」、さらには「貞子」や「事故物件 恐い間取り」などを手掛けた、中田秀夫監督。
今のコロナ禍で先行きが見えない日常を、ハラハラドキドキのスリリングな駆け引きで楽しんでほしいと語る。
天才ギャンブラー「嘘喰い」こと班目貘を演じるのが、今、最も注目を浴びている横浜流星。
裏社会のお屋形様に、勝負を挑み続ける。
とても個人的な話だが、自分の次男が、チョイ役で出演していた。
主人公の「嘘喰い」が、最初にお屋形様に敗れて、ある島に身を隠す場面がある。
その島でも、漁師達と博打をしているシーン。
隣の漁師が、どこかで見た奴だなぁ…。
あれ?息子かな?…。
いや、聞いてないし…。
でも似てる…。
〜と思いながら見ていた。
最後のエンドロールのクレジットに、しっかり次男の名前があった。
横浜流星の隣にいるなんて、とてもいい役。
以前も、「孤狼の血」で、江口洋介の子分役だった。
自分は、映画が終わり、エンドロールを見るまで「見破れなかったのである。」
是非、観逃した方はもう一度、初めての方は漁師とのサイコロ賭博のシーンを、チェックして欲しい。
映画「嘘喰い」は、当代の名優たちが凌ぎを削る騙し合い。
見破れなければ、即死。
超危険な頭脳心理戦が、いよいよ始まるのだ。
この映画の原作は、週刊ヤングジャンプで連載され、累計880万部を売り上げる。
大人気の秘訣は…やはり、スリリングな駆け引き。
しかし、嘘に塗り固められた世界だからこそ、「信じる心」や「信頼できる人」が、「勝ち」を手繰り寄せるのである。
是非、日常を忘れて、エンタテインメントの世界へ。
ムービーオンにて、絶賛、上映中。