毎年、この時期になると、とっても美味しい贈り物が届く。
以前、ムービーオンのコンセッションのチーフであった遠藤幹子さんからだ。
山形県の秋の宝物…ラ・フランス。
見た目は、不格好で優雅さを欠くが、食べてみれば、至福の時を与えてくれる、誰の心も虜にする美味しさなのである。
10年前の2011年の12月、白組の山崎貴監督とのスタッフ写真であるが、いつもオレンジ色のユニフォームを着て、コンセッションで様々なメニューを考案までしてくれた「できる女性」であり、若いのにポジティブでアグレッシブ、素晴らしい逸材だった。
彼女は、アルバイトからの採用から始まり、正社員となり、すぐにチーフとなった。
いずれは「女性初のムービーオン支配人」を期待したが、家業のリンゴ農家を継ぐ為に退職し、実家のある朝日町で、専業農家となったのだ。
それを口にする度に、彼女の「元気ですよ〜!」「ここまで来ましたよ〜!」とメッセージを送ってもらっている気がしている。
今年の春、彼女は初めて旦那さんを連れてムービーオンに来てくれた。
再会は、とっても嬉しかった。
いつの日か、新しい農業スタイルを構築し、美味しい山形の果物を、世界に発信して欲しいと心より思うのである。