これまで、倫理法人会では、2006年8月、2014年7月、2016年9月と3回講演の機会をいただき、この日で4回目となる。
最初の講演は、現職の山形市長で亡くなった父と自分の関係について話した演題「父と子〜吉村家編」であった。
父が亡くなって、3年目が経過した頃であり、この演題で話して欲しいとのことであったが、自分としては初めてのジャンルで難しかった記憶がある。
今回は、パスラボ山形ワイヴァンズを主軸とし、「DREAM BEYOND THE DREAM 〜 夢の先には、きっと夢の続きが待っている〜」をテーマに、40分間講演をさせていただいた。
パスラボ山形ワイヴァンズの、これまでの歩みから話をし、唯一プロバスケットクラブが無かった山形県に、民間の力のみでプロのクラブを設立して、東京をはじめとする企業群と戦うロマンについて述べる。
クラブを運営し出すと、予想もしていなかった課題や問題点が噴出し、諦めや挫折、どん底に陥る。
しかし、一方で、どん底にあるからこそ気がつくことなど、体験談も交えての講演となる。
辛い環境、苦しい環境、どん底の環境だからこそ、夢への憧れや願いは強くなる…そこにフォーカスし、そのエネルギーの源について話させていただく。
オンデマンド型の非決定論的社会、目的型の世相が、自分史に加わり、自分の世界観がイノベーション、アウフヘーベンされる。
しかし、その源泉は、地域を愛する気持ち。
そして、次世代のこの街や人々へ、残していきたい「しあわせのカタチ」がある。
夢は、きっと続いていくのである。
渡辺英一郎会長、中村祥之副会長、丹野一史さん、小野仁さん、鈴木重幸さん、そして鈴木隆一顧問には、大変お世話になり、感謝申し上げたい。
会場とズームで約40人の参加者であり、とても真剣にお話を聞いていただいた。
山形の地から生まれた、みんなのチームである、山形ワイヴァンズ。
これからも、応援をお願い申し上げ、講演を閉じたのである。