東日本大震災から復興10年を節目として、山形市で開催された「第9回東北カップ」
大会2日目の9月19日(日)は、5位決定戦と、準決勝2試合が行われた。
準決勝の第1試合が、仙台89ERS vs 秋田ノーザンハピネッツ。
準決勝の第2試合が、山形ワイヴァンズ vs レバンガ北海道。
この日は全クラブの代表が集まる為、オープンセレモニーが、準決勝2試合の合間に行われ、心を一つにしたメッセージを全国に発したのである。
左から、レバンガ北海道の横田社長、青森ワッツの鹿内専務、秋田ノーザンハピネッツの水野社長、山形ワイヴァンズの社長の吉村、仙台89ERSの志村社長、福島ファイヤーボンズの西田社長である。
大会初日の前日は雨模様だったが、この日は晴天。
大会会場の山形市総合スポーツセンター前は、屋台も複数出て賑わっていた。
最後に逆転した福島ファイヤーボンズが、2点差の76対74で勝利する。
準決勝の第1試合には、秋田と仙台から、多くのブースターが集まり、会場は例年の4分の1ではあったが、秋田のピンクと仙台のイエローが、鮮やかであった。
前半は、B2の仙台が、B1の秋田をリードする展開だけに、最後まで余談を許さない接戦となったのである。
結果は、秋田が意地を見せて、67対62の5点差で勝利を掴んだのである。
全国各地から、報道関係者やマスコミの皆さんが集まり、取材をしてくれていた。
日本開催のオリンピックイヤーであり、かつ、日本では唯一の地域カップ選だけに、全国的にマスコミの注目度は高い大会となった。
オープンセレモニーでは、山形県からは斎藤直樹観光文化スポーツ部長が参加され、開催地の山形市を代表して、佐藤孝弘市長の祝辞を高倉正則副市長が代読。
Bリーグの島田慎二チェアマンからは、「東北カップ」の意義を、熱く語っていただいたのである。
参加6クラブの社長を代表し、主管である山形ワイヴァンズの社長としてご挨拶を行う。
歴史ある大会を、昨年はコロナ禍で中止せざるを得なかったが、今年は多くの方々のご支援で開催に漕ぎ着けられたことへの御礼を申し上げる。
また、選手たちが、このコロナ禍でバスケットボールの大会に出られることに、とても喜び感謝していることも披露する。
ゲストの女優の橋本マナミちゃんが、東北カップスポンサーの「でん六」よりいただいた、「でん六豆の各種」を、各チームに贈呈してくれたのである。
圧巻であった。
最後のワンプレーで、レバンガ北海道の橋本キャプテンのレイアップシュート…バスケットカウントとなり、山形ワイヴァンズは逆転負けを期す。
また、ほぼ互角に戦えたことは、新たな自信に繋がるだろう。
今シーズン、初めてブースターの前に姿を現した、新生山形ワイヴァンズ。
いよいよ、始動である。