今季、山形ワイヴァンズのヘッドコーチに就任したミオドラグ・ライコビッチ。
未だにセルビアを出国できないでいる。
その他のリリース済みの2人の外国籍選手も未だに日本に来られない。
Bリーグでは、10月からは予定通り2020-2021シーズンが幕を開ける。
8月25日に開催されたBリーグの理事会では、入場制限付きで開催することを決めた。
現状では、観客数の上限は5000人で、会場の収容人数の50%まで。
いよいよ、約1ヶ月となったが、リーグ全体で、外国籍選手は約60人とチームスタッフが約15人が日本に入国できないでいる。
各クラブとも、1日でも早く合流できるように、様々な関係機関に働きかけているのだ。
そんな中、自分とライコビッチは、約1ヶ月ぶりにリモートでのミーティングを行う。
日本とセルビアは、約7時間の時差があり、日本の午後5時は、セルビアの午前9時。
この時間が、二人のミーティング開始時間である。
今回のミーティングは、入国の目処について、3人目の外国籍選手についてなど、約1時間で話すことは山積みである。
ライコビッチと、アシスタントHCのライアン、通訳兼アシスタントGMの高橋翔氏は、毎日練習メニューを共有し、キチンと実行している。
離れていても、素晴らしいと感心している。
外国籍選手が、日本に来られない場合などを踏まえて、チームづくりや練習の仕方やについて、ライコビッチHCの考えを聞く。
数年前、こんなに簡単に、地球の反対側にいる人と、ストレスなく話すことができたであろうか?
人類の文明の進化を目の当たりにしている。
また、この新型コロナウイルスの世界猛威が、さらにネットやリモートのレベルを押し上げたことは言うまでもないだろう。
ライコビッチHCが、日本に入国したとしても、2週間は隔離待機する予定である。
ヨーロッパのセルビアは、歴史ある美しい街並みを有する。
バスケットボールのレベルもとても高い。
1日でも早く、チームと合流して欲しいし、彼と直接話し多くを語りたいものである。