8月18日(火)の夜から、山形国際ムービーフェスティバル《YMF2020》の応募作品の予備審査が始まった。
応募期間は、5月1日から8月31日まで。
残り10日強と、締め切りが迫っている。
映画館も、戦後初めての休館を余儀なくされ、日本中から映画興行が消えるという、誰もが予想していなかった事態が起こったのである。
同時に、新作映画の公開も延期になり、新たな映画を製作する動きも止まったのである。
今年のYMF山形国際ムービーフェスティバルの開催についても、様々な意見を経て、「こういう時だからこそ、映画の灯火を消してはダメだ!」との結論となった。
そして、4月末、YMF山形国際ムービーフェスティバルの開催を決め、コンペティションの応募作品の募集を始めた。
ひょっとしたら、応募者はいないのではないかとの不安を抱えてのスタートであった。
これまで製作した作品でも、コロナ禍での自宅内での短編でも、作品のテーマや長尺は問わず応募をいただくこととし、むしろ「こんな時代の作品のチカラ」や、「新たなコロナ禍での挑戦」に新たにスポットを当て『コロナ禍短編部門』も設けたのである。
先月あたりから、少しずつ応募作品が集まり、昨年の応募数に近づく勢いが出てきている。
最初の予備審査の作品を観た時、心の底からの感動を覚えた。
今年の状況下で、応募作品を観られるとは思ってもいなかったのである。
「こんなコロナ禍の中で、よく応募してくれたなぁ!」と喜びと感謝の気持ちが溢れたのである。
素晴らしいと思えた作品とも、既に出会えた。
昨夜も夜中までの審査となったが、来月初めまでは予備審査は続く。
新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、リアル開催ができるか、リモート開催になるのか、今後の検討となるが、こんなにも、映画を製作している方々や、映画で世の中を元気にしたいと願う方々が、これまでと変わらず存在していることに感謝である。
まだ、少し時間があるので、まだ応募をしていない方は、応募をお待ちしている。
「才能よ、雪に埋もれるな。」
YMF山形国際ムービーフェスティバルは、11月13日(金)、14日(土)、15日(日)の3日間の開催予定。
是非、楽しみにしていただきたい!