ネットフリックスで、全3シリーズを配信している「サバイバー・宿命の大統領」がおもしろい。
これまでも、ネットフリックスやフールーで配信している「ゲーム・オブ・スローンズ」「ウォーキング・デッド」など、夢中になって寝不足になる海外ドラマがあった。
「サバイバー・宿命の大統領」は、2016年より、アメリカのABCで2シーズン放送された。
その後、2018年にネットフリックスで3シーズン目を配信して終了したドラマであり、それを合わせて現在も配信中である。
シーズン1は、スーパードラマTVでも放送している。
主演は、キーファー・サザーランド。
「24・トゥエンティフォー」以来のテレビドラマ出演である。
アメリカで実際行われている、一般教書演説の際に、大統領継承権保持者のうち一人を、合衆国議事堂より離れた場所に待機させる「指定生存者」制度に由来するドラマである。
一般教書演説中に合衆国議事堂がテロから爆破され、大統領を含め、ほぼ全員が死亡。
その指定管理者に指名された住宅都市開発長官であったトム・カークマンが、ただ一人生き残り、アメリカ大統領となる。
このドラマの面白さは、毎回、大きな課題や問題が発生し、大統領がスタッフ達と共に、24時間公私の区別もないまま、必死に対処する姿を描いているところだろう。
発生する問題や課題…戦争や軍事、難民、銃規制、ウイルス、ハイジャックなどなど。
また、大統領を巡る権力争いと陰謀。
さらには、嘘やデマを振りまいたり、スキャンダルを作り上げたりする記者。
それらの精神性までも踏み込んで、答えを出していくのである。
実に多くの、外と内の発生する事象に対し、大統領とスタッフ、家族の信頼関係が、様々な問題や課題を解決していくのである。
日々の忙しさや、問題や課題解決、なさなければならない事。
自分達の日常と重なることを感じながら、やはり真髄は、「誠実さと信頼」が、全てを凌駕すると再認識するのであった。