ちまたで噂の「かっちゃん」へ久しぶりに伺った。
以前、映画「小川の辺」のロケ中には、小滝プロデューサー、東映の桝林さん、東山くんなどがお世話になった店である。
行って驚いたのは、「おしながき」をやめたそうで、予算や料理のボリュームを話すと、その時の「最適な旬の食材」を料理してくれる。
電話で予約した方が、食べたい旬の品々や料理を準備しやすいとのこと。
おひたしやなめこおろしの品々と、手の込んだ創作料理が美しく並ぶ。
マツタケの土瓶蒸しは、喰いごたえのあるぶつ切りのマツタケが美味しかった。
お造りは、ゆでたアワビ、昆布締め、平目のエンガワ。
ここまでで、十分満足であった。
これが、大好評であった。
自分は終始ウーロン茶だが、他のメンバーは、「珍しい!」「飲みやすくて爽やかな感じ!」と絶賛していた。
「かっちゃん」をオープンして24年になるそうである。
料理はセンスと言うが、彼はそのセンスがあると思う。
次に出たのが、ハタハタの生姜醤油焼き。
これが油が乗ってとても芳ばしい。
宮城県松島産の生牡蠣。
甘みがあり、唸った。
最後の締めは、自家製イクラ丼と、マエタケと鶏肉のお吸い物。
この季節の豪華なラインナップで、満足度はピークを迎える。
このコースは、最高であると思った。
当然、その時々で、手に入る食材が違うので、内容は変わるそうだが、およそ4000円から6000円くらい。
最後に親方を入れて、岩手ケーブルテレビジョンの取締役メンバーと記念撮影。
たまたま、今年の8月に、還暦同窓会を開催した時に再会する。
その時、「かっちゃん」へ、近々伺う約束をしたのである。
2ヶ月経ってからではあるが、伺うことができたのである。
料理も大満足であったが、何よりも、親方の料理と向かい合う姿勢であったり、続けている継続力だったり、お客様ファーストの考え方に感銘したのであった。
元気で明るい10歳若い女将さんと、二人三脚で店を営んでいるのだ。
佐藤勝洋くんの、料理人としての輝きを感じた夜であった。
また行きます〜!