それぞれの息子が、山形県立山形南高等学校を卒業する時に、7組あったクラスのPTA代表7人で結成した「山南オヤジ会」…父親の会である。
今回は、卒業時のPTA会長であった野川政文氏(元山形県議会議長)は欠席であり、その他の6人が集まる。
事務局長役の阿部さん、ケーブルテレビ山形の元社長の御子息の中村東一郎先生、オナックの社長大坂さん、学校の先生を退職された設楽さん、元NTT職員の長岡さん。
この学年は、当初、自分が学年PTAの代表であり、3年時には会長になる予定だったが、山形市立第八小学校のPTA会長になる年でもあった。
山形八小学校のPTAは、その年、創立50周年記念事業の年であり、タイムカプセルの掘り起こしと新たな設置、グランドへ五堰の水を引く「浸水空間」の建設など、実に多くの事業を抱えており、2年前から協賛金集めも含めて準備をしていた、
一方で、山形南高校のPTAは、ちょうど山形県高校PTA連合会長が回ってくる年であった。
悩んだ末に、当時PTAの学年副委員長であった野川氏にお願いしたのである。
野川氏は「春に控えている山形県議会選挙で、再戦を果たしたらお受けする。」と言われ、その選挙で当選を果たし、山形南高校のPTA会長に就かれたのである。
そして、息子たちが卒業する時、半年に1度は集まり、近況を報告しようと話したのである。
最初に開催した場所が七日町ワシントンホテルだったので、春は「ガスライト」で、秋は「三十三間堂」で開催することになったのである。
たぶん、参加メンバーも感じていると思うが、自分が出席する会合の中で、最も必要性や義務性が無い会合であるかもしれない。
PTAと言っても、その時のクラス委員長の会。
子どもたちの卒業を祝う会の「直会…なおらい」の延長であるのだ。
当初は、息子たちの近況を話していたが、途中からは家族のこと、仕事のこと、健康のことなど、なんでも共有し出したのである。
基本的には、多くはここでしか会わないメンバー。
1回欠席すると、1年ぶりとなるのだ。
1年ぶりにお会いした大坂さん。
相変わらず、元気で、とても安心した。
中村先生も、楽しく話されていた。
長岡さん、設楽さん、安部さんからは、第二の人生のライフデザインについてお聞きした。
自分で時間を作られて、とても素晴らしいと感じた。
設楽さんは、野菜を自ら作り、ほとんど毎日卓球をやっているそうである。
阿部さんは、ゴルフと麻雀三昧。
そして、孫さんのワイヴァンズ・チアアカデミーへの送り迎えとのこと。
長岡さんは、奥様と旅行とのこと。
仕事を続けているのが、7人中4人の県議会議員の野川政文氏と中村病院の中村東一郎先生、そして経営者の大坂社長と自分である。
そんな年齢に差し掛かったのだろう。
南高オヤジ会では、最年少の唯一の50代の自分。
人生の先輩方の生き方を学び、これからの先の道標にしたいと思ったのである。
そう考えると、この会合は、自分にとって、最も必要な会合なのかもしれない!と、思うのであり、すでに、来春の予約を済ませたのであった。