久しぶりに、骨太で本質に迫るドラマを観た。
8月4日(土)から始まった、WOWOWの連続ドラマW「そして、生きる」である。
盛岡市で理容店を営む伯父と暮らす生田瞳子(有村架純)と、東京の大学生の清水清隆(坂口健太郎)の2人が出会ったのは…2011年。
東日本大震災の気仙沼復興ボランティアで、2人は出会うのである。
そこから、2人のドラマが始まるのである。
前半のシーンで、盛岡市の街並みが、随所に出て来て、とても嬉しくなる。
先日、岩手ケーブルテレビジョンの阿部社長と小川常務が、「今度、有村架純さんが盛岡市に来て、WOWOW仕切りでイベントするんです!」と話していた意味が分かった。
ラストのエンドロールの背景も、東北岩手県の四季の風景がしっかりと描かれていた。
気仙沼市の復興商店街も描かれていて、これも気仙沼ケーブルテレビジョンの濱田専務や、阿部夫妻の顔が浮かび嬉しかった。
そして何より、あの震災時の、様々な感情がリアルに描写されていて、とても共感したのだ。
そこで暮らし続ける人たちの思い。
ボランティアの意味。
側にいること。
守ること。
生きること。
復興の為に現地に入り活動すると、不思議と自分史を吐露するボランティアが多かった記憶がある。
きっと、あの惨状を知れば知るほど、みんなが「生きる意味」を、自問し、考えなければならなかったのだろう。
自分も、50代後半となり、事業の目的、未来への展開、生きると言うこと、そして、生老病死の「四大苦」…それらを考える場面が多くなってきている。
このドラマを観て、とても納得し、忘れていた事も思い出し、もう一度、原点に立ち戻ったような気がした。
ラストのエンドロールの背景も、東北岩手県の四季の風景がしっかりと描かれていた。
撮影カメラマンの方も優秀である。
さまざまな想いが交錯する、壮大な人生の物語。
是非、ご覧ください!