6月28日(金)、東北ケーブルテレビネットワークとNTT東日本の合同ミーティングが、ダイバーシティメディアで開催された。
また、同日、東北ケーブルテレビネットワークの第13期株主総会と第64回の取締役会が開催され、社長に吉村和文(ダイバーシティメディア代表取締役社長)、副社長に松浦隆一(秋田ケーブルテレビ代表取締役会長)、専務に阿部新一(岩手ケーブルテレビジョン代表取締役社長・日本ケーブルテレビ連盟東北支部長)が選任された。
2020年の東京オリンピックを控えた、4K放送環境を整える為に、2017年から3年目に入ったタスクフォース。
日本で初めてのミッションの中、サービス開始に向けた最終の詰めの打ち合わせが行われた。
この日は、NTT東日本の皆さんから、東北ケーブルテレビネットワークの提携局のトップに、直接経過説明と今後のスケジュールについて話があった。
このミッション及びタスクフォースの目的、サービスメニュー、開始時期、費用や料金、システム改修、そして、最も重要なエリアなど、直接NTT東日本の皆さんから説明があり、工事開始の為のスケジュール感など、より具体的な提示があり、ディスカッションも熱を帯びる。
時代が、競争一辺倒の社会情勢に流れている中、東北地域は、東日本大震災を経て、日本ケーブルテレビ連盟東北支部並びに東北ケーブルテレビネットワークは、「東北はひとつ」をテーマに、常に情報を共有して共同歩調で東北の再生に寄与してきたと思う。
それだけに、全国的にも、東北モデルを創生して、ラストワンマイルモデル(last one mile)の新しい仕組みやモデルを作り、最終的にはRFの放送ポータルサイトだけではなく、IPの通信系のニューモデルを作っていきたいと考えている。
そんな、ワープの連続のような取り組みを、NTT東日本と一緒に検討してきたのである。
そもそもV-CASTの鍵を、初めて開けたのは、ダイバーシティメディアであった。
当時のNTT東日本の古賀副社長、井上常務、さらには小園副社長たちが、歴史を作ってきた重要なパートナーであった。
残った様々な課題を解決し、全東北展開をし、東北の皆さんへ、4K放送や専門多チャンネルサービスを、提供したいと思う。
3つの会議が終了した後、ディナーミーティングを向かいの「イタリアンレストラン・ボーノ」で行い、談笑しながら料理を食べる。
ここの名物である、クアトロチーズのピッツアは、大好評であった。
東北ケーブルテレビネットワークの取締役に再任された、気仙沼ケーブルネットワークの濱田専務の存在はとても大きい。
自分にとっては、失礼ながら、この業界の弟分のような方で、いつも支えてくれて、背中を軽く押してくれる。
東北のケーブルテレビ会社は様々であり、大きな会社から小さな会社まであるが、どこの会社であろうが、1社ではそれぞれの県域を網羅できない。
だから、それぞれがサービスエリアを持ち、連携しようとの思いが、東北ケーブルテレビネットワークの設立理由のひとつであった。
新たな「東北のカタチ」から、「この国のカタチ」の再生に繋がっていければと願うのである。