歓喜に沸いた試合だった!
前節、茨城ロボッツを敗り、勢いに乗る福島ファイヤーボンズ。
接戦を制し臨んだ2戦目。
当然、厳しくタフな試合が予想された。
特に、今の東地区は、最下位の青森ワッツも決して劣っているわけではなく、実力は全チーム拮抗している。
2月3日(日)、天童市の山形県総合運動公園アリーナで行われた、山形ワイヴァンズと福島ファイヤーボンズの試合。
試合が終了し、山形ワイヴァンズが勝利した時の会場の盛り上がりは素晴らしかった。
福島ファイヤーボンズの外国人の負傷もあり、福島は第2クォーターからはオン・ザ・ワンであったことも勝利の要因に挙げられる。
お互いのチームの状態も大変な中での対戦。
パスラボ山形ワイヴァンズとしては、何とかホームで2連勝を願っての戦いとなる。
アンセムでは、会場がひとつになった。
ルーキーシーズンの秋山熈(アキヤマヒカル)は、この日、持ち前のスピードが冴え、速攻は誰も止められない勢い。
「秋山、覚醒!」と、ダイバーシティメディアの夜のdelay中継で、解説の大戸さんや岩崎敬アナウンサーが話していた。
チュクディエベレ・マドゥアバムの、ダンクシュートとシュートブロックは、会場の視線を独り占めにするくらい素晴らしい。
福島ファイヤーボンズの戦術も見応えがあった。
外国人を出さず、日本人だけをオールコートで動かし、機動力とスピードで戦う方法など、複数年指揮をとる森山知広ヘッドコーチの力をうかがわせた。
最終結果は、山形ワイヴァンズが74点、福島ファイヤーボンズが57点。
山形ワイヴァンズが勝利し、約1ヶ月半ぶりのホーム2連勝となる。
まだまだ、勝率5割までは行きが抜けない戦いが続く。
耐えながら我慢しながら闘わなければならないチーム状況である。
選手個人は、相手チームよりも先に、自分自身との闘いが優先される。
フリーのシュートを決め切る!
フリースローを決め切る!
メンタルの強さ、精神力が求められる。
次回のファイティング・イーグルス名古屋との戦いが、真価を問われる戦いとなるだろう。