様々なメディアで、パスラボ山形ワイヴァンズ関係の記事が、5月6日(日)の最終戦以降、取り上げられている。
ありがたいことであり、山形県民の皆さんから、少しでも多くの関心を持ってもらえれば幸いである。
パスラボの社長ということもあり、自分もこの一週間は、多くのことを聞かれた。
選手たちの場合は、やはりバスケットボールのプレーヤーだから、当事者意識が的を得ており実感が伝わる。
自分の場合は、バスケットプレイヤーではないので、会社経営と、ヘッドコーチの招聘、さらには選手の雇用条件、会社の哲学…フィロソフィーなどは、実感を持って話せる。
まだまだ4年目の会社であり、全国と比べると、まだまだ足りないことばかりなのだが、毎年、急激に売り上げを伸ばし、必死に働いている役職員の仕事ぶりは、日本一頑張っていると心から思う。
さらに、バスケットのスクールや、チアアカデミーなどの、将来のプロバスケット選手やチアリーダーを目指す子ども達の事も、「育成」と「普及」いう視点で考えなければならない。
そして、何よりも、魅力があるチームであり続けること、働きがいがある会社であり続けることが、とても重要である。
また、株主はもちろんのこと、ファンクラブやブースター、そしてスポンサーと一体感を持った経営をしなければならない。
考えれば考えるほど、頭の中は、悩み多いことばかり…。
しかし、今、1番ホットな話題で、実際に向き合わなければいけないことは、選手の契約更改の話し合いと、全国からの選手のリクルート活動である。
Bリーグの場合は、原則で、試合後1週間以内に、選手契約の継続か、自由契約選手への道か…の2つに絞られる。
ゆっくり考えている暇もなく、次の人生を決めなければならない。
時間が限られているから、100パーセントでなくとも、どちらに進むか決めなければならない。
クラブのフロント側も、選手側も、刹那的であり心がざわつく時期である。
また、ヘッドコーチ人事も同様である。
現職Bリーグコーチの方、海外のコーチの方など、ちゃんとご本人と、GMは話したようであるが、自分も近々話したいと思う。
ダイバーシティメディア(旧ケーブルテレビ山形)とムービーオンの設立と経営。
山形国際ムービーフェスティバルの開催。
東北ケーブルテレビネットワーク、バーチャルシティやまがたの設立と経営。
岩手ケーブルテレビジョンの経営支援。
そして、モンテディオ山形の株式会社化。
東海大学山形高校の新校舎改築。
30歳の時から、毎日が文化祭であり、毎日が悩みの中にあり、毎日が物語を書き演じているような気がする。
しかし、今回のパスラボ山形ワイヴァンズの場合は、4年目なのに、まだ全体のハンドリングができないのが実際の感覚。
だから、必死でやるが、それが正しいか間違いか、まだまだ答えがわからない。
仙台の社長や、岩手の社長は交代した。
社長が大手企業にオーナー権を渡した会社も多い。
急成長しているからか、急激に変化しているプロバスケットボール界。
バスケットボールは、地方と中央の違い、中小企業と大企業の違いがそのまま反映するスポーツにはしたくない。
傾向としては、中央の大手企業に流れが行っている。
地方系では、千葉ジェッツが検討しているが…。
大企業や大都市圏の会社以外の地方から優れたチームが生まれて欲しい。
何故なら、バスケットボールこそ、スラム街であっても、有名大学であっても、その文化的な価値は同じなのだから…。
そんな、夢のような理屈が、通るバスケット界にしたいものである。
その為には、やっぱり…チーム力だけではなく、企業力、集客力…「チカラ」だよな…。