名匠リドリー・スコット監督が、2012年に、「プロメテウス」を製作し、公開した。
これが、リドリーが世界を席巻した1979年のあの超有名な「エイリアン」の誕生の物語であった。
「プロメテウス」を観た時、映画のタイトルを「何故、エイリアン・プロメテウス」とか、「エイリアン・ボーン」とかにしなかったのかな?と、思った。
そうすれば、もう少し興行的にもヒットしたと思われた。
そして、今回の「エイリアン・コヴェナント」は、リドリーが、「プロメテウス」と「エイリアン」を結ぶ作品として存在している。
写真は、コヴェナント号の15名の乗組員。
2104年、彼らは、2000名の入植者と、1140体の胎芽を乗せ、惑星オリガエ6を目指す。
しかし、その途中に、第4惑星を発見し、その探査に立ち寄る。
降り立った第4惑星。
そこには不思議なことに、昆虫から鳥まで、生物が存在していなかった。
亡くなった船長の妻ダニエルズが、1人ずつ欠けていくチームを率いていく。
2089年、地球では行方不明とされていた、プロメテウス号。
エリザベス・ショウ博士のクルーとアンドロイドが載っていたのだが…。
そのアンドロイドが、未だに王として存在していた。
そして無数のエイリアンエッグ。
あっという間に、為すすべがなく襲われていくクルー達。
あまりにも、残酷で凶暴な生き物が出現する。
エイリアンである。
この「エイリアン・コヴェナント」で、エイリアンの誕生の真実が明らかにされるのである。エリザベス・ショウ博士が、スコットランドの古代遺跡で星図を発見。
プロメテウス号が、惑星LV223へ出発。
2104年 「エイリアン・コヴェナント」
今回の映画。
コヴェナント号が、惑星オリエガ6を目指す。
2124年 「エイリアン」…製作1979年
2159年 「エイリアン2」…製作1986年
2270年 「エイリアン3」…製作1992年
2470年 「エイリアン4」…製作1997年
スターウォーズシリーズもそうであるが、自分たちが25年前に観たのがシリーズ4話目などとは知らず、エピソード1、2、3
がそのずっと後に製作され公開された。
今の映画界の流れなのか?
ハリーポッターシリーズも、そんな感じになりそうである。
映画ファンも、製作の裏にある、もう1つのSTORYにも、興味を馳せてみるのも、また一興かもしれない。
彼しかなし得ない技である。
この秋公開の「ブレードランナー 2049」
では、製作総指揮で携わっている。