昨夜、会合の後、ムービーオンへ出向き、「ユリゴコロ」を観る。
実は、先週だけで、3本の映画を観た。
やはり、芸術の秋である…。
そんな感じの印象を持っていたが、なんと興味深い物語であり、なんと素晴らしい役者たちの演技なのか…。
…私のように平気で人を殺す人間は 脳の仕組みがどこか 普通と違うのでしょうか…
そんな映画のコピーが前面に出ているが、この文章こそ、一冊のノートに、彼女が自らのある意思で書いた手記の最初の文章である。
このある意味を知った時、観客は、恐怖の涙から、切なく愛おしい涙に変化していることに気づいていく。
そして惹かれていくのだ。
彼の、このタイプの役柄は、素晴らしい。
彼と出会ってからの吉高由里子は、最高の輝きと美しさを放っていく。
少しずつ、彼女の心が溶け出すのである。