日本プロバスケットボール界では初となる、アーリーカップが全国4ヶ所で開催された。
まだ手探りの状態の中での第一歩と、大河チェアマンが話す通り、Bリーグすらも、まだ1シーズンを終えたばかりである。
しかし、今回のアーリーカップの開催の意義は大きい。
本シーズンのチャンピオンシップ、天皇杯、そしてアーリーカップが、これからの3本柱として、プロバスケットボールの普及や、ファン増に繋がれば、日本一のプロスポーツになる可能性がある。
Bリーグからは大河チェアマンが参加する。
開催地、並びに主管クラブとして、Bリーグ並びに東北6県のクラブ社長の皆さんに、今大会開催のご支援とご協力への御礼を申し上げる。
Bリーグの大河チェアマンからも、ご挨拶をいただく。
その後、自分が主管クラブである為、議長となり、今大会の収支予算の報告をする。
また、東北各県のケーブルテレビ局で設立している、東北ケーブルテレビネットワークでのゲーム撮影と放送予定の報告。
そして、来年以降のアーリーカップの開催の在り方などを話し合う。
実は、東北地区のみ、5年前の2012年より、既に独自の東北カップを、仙台89ERSの中村社長や、秋田ノーザンハピネッツの水野社長等が開催しており、開催地も持ち回りで、今回の山形開催で一周を終えるのだ。
アーリーカップとしては、史上初の開催であるが、東北カップとしては今大会が6回目の開催となる。
そういう歴史があったからこそ、全国のアーリーカップ開催4地区に、東北地区も入れたのかもしれない。
他の地区は、関東地区(開催地千葉県船橋市)、関西地区(大阪府)、東海・北陸地区(新潟県長岡市)である。
来年以降の全国アーリーカップも、どのような組み立てになるかは、BリーグやJBAとしてもこれからの検討となるようであるが、とにかく東北地区は、これからも東北カップの枠組みで続けていくことを決めた。
やはり、東北はひとつ。
東北六魂祭のスポーツ版だと自分達は思っている。
それだけに、東北を元気にする為の、大きな意義があると思う。
そんな、東北の繋がりを今回の大会でも感じたのである。
大河チェアマンは、自分の一学年上。
他の皆さんは、30歳前後で、まさにベンチャー的にバスケットボールチームを設立された方々。
32歳で、自分達がケーブルテレビ山形を設立した当時を思い出し、とても嬉しく思った。
反面、あれから25年もたった哀愁を感じた。
数年前までの男子バスケット界は、大企業が中心のNBLリーグ系と、独立系ベンチャー中心のbjリーグに分かれていた。
パスラボ山形ワァイヴァンズは、前者に加盟しており、東北の他5チームはbjリーグに所属していた。
それが、昨年からBリーグとして統一された。
独立系のだベンチャー社長だけあり、皆んなの熱量は素晴らしい。
東北の可能性を感じた。
川淵氏がJリーグからBリーグに移られ、2つの流れを1つの大きな流れに統一した。
それを実務的に成し遂げ、ガバナンスをとっているのが大河チェアマンである。
日中の会議も当然大切であるが、このような夜の懇親の席も、とても重要である。
本音の話ができるし、リーグのトップの話も伺える。
この日、本来だと翌日の日程の為、大河チェアマンは日帰りで東京に戻る予定を、ご無理を言って泊まって頂いたのである。
きっと、アーリーカップも素晴らしいトーナメント戦として輝いていくだろう。
そして、プロバスケットボールのオリジナル性を追求しながら、野球やサッカーの魅力を超えた、本物のエンタティメントスポーツに成長することが求められるのだろう。
皆さん、お疲れ様でした。