今日は南陽市からもどり、山形グランドホテルにて、バーチャルシティやまがたの株主総会が行われた。
議案は予定通り承認され、その後は恒例の懇親会。
その後、奥出取締役と吉田執行役員等と、ケーブルテレビ山形の体制などの話。
そして、帰宅した。
午後9時前には自宅に戻る快挙である。
やはりどこか疲れており、自分としても、早くスーツを脱ぎたかった。
時間ができた為、借りてきていた2本のDVDを観る。
ずっと観たくていたが、観られなかった映画であり、映画関係者としては、観ておかなければならないマストの映画である。
行定監督の『GO』と、井筒監督の『パッチギ』。
両作品とも、朝鮮半島の分断、祖国と日本、自分のアイディンティティ、人間の存在理由など、深く大切なメッセージが、胸に刺さった。
友人である行定監督の日本アカデミー作品の『GO』
窪塚の存在感と、柴崎コウの目ヂカラを感じた。
在日韓国人を正面から捉えた作品としては、草分けであり、行定監督らしい攻めの映画だなぁ…と思った。
『イムジン川』は自分達がギターを手にした時、最初に覚えた曲のひとつ。
意味も解らないのに、何故か悲しく愛情が溢れていた曲だった。
その後、テレビとラジオから、この曲は消え、何故か恐く、悲しかった。
『イムジン川』のレコードを逆回しして作ったと言われた『悲しくてやりきれない』が、代わって歌われていた。
山形市は、北緯が調度38度であり、当時は子ども心にも、何らかの因縁と、繋がりを感じていた。
『かぞくのくに』のヤンヨンヒ監督が、山形の駅前の『バラード』で、一緒に自分と飲んでいた時、祖国の話をし出し、突然、涙した…あの夜の衝撃を、自分は忘れない。
国の存立は、そこに住む人間の『しあわせ』に由来するはず。
『命』や『家族』を守る為に国があるはず。
しかし、そうでない場合が多々ある。
国の考えが、人の自由や家族より上なのか?
人の命が、国よりも上なのか?
上下ではないと思うが、あえて問う。
今の日本はどっちなのだろう?
疲れているのに、頭は冴えてくる。
もう午前4時。
漆黒の夜が、白んできた…。
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北緯38度
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