5月13日(火)の午後3時30分から、山形グランドホテルにて、日本ケーブルテレビ連盟東北支部による『吉崎正弘審議官トップセミナー』が開催された。
東北支部加盟の約20社の社長や取締役が集まり、これから『放送と通信』がどう変化していくのか、また、多岐にわたるプラットホームとどう関わっていくのかを、考える良い機会になったのである。
吉崎正弘審議官は、十数年前に、まだケーブルテレビ業界が陽の目を見ない頃、『旬のケーブルテレビ』という本を出し、これがケーブルテレビの関係者のバイブル的マニュアル本となった。
当時は郵政本省の有線放送課長だったが、ケーブルテレビ業界では、『ミスターケーブルテレビ』と呼ばれたのである。
この日に学んだことも良かったが、出会いの方が大きかった。
吉崎正弘審議官の歓迎会は、山形市の老舗料亭『四山楼』…伊藤博文が名付けた料亭である。
三上青森ケーブルテレビ社長の乾杯で、歓迎会はスタート。
日本酒は、『十四代』『裏・雅山流』『楯野川』の幻の山形の地酒三種。
これには、吉崎さんも喜んでらした。
日本酒のラベルを綺麗に剥がして、四山楼のお姉さんからプレゼント。
吉崎正弘審議官と自分は、実に多くのことを話した。
審議官の家は、もともと三代続いた特定郵便局を営んでいたそうであり、自分の母の実家も三代続いた特定郵便局であったこと。
さらには、様々な共通の知人がいて、そこから電話をしたり、実に気さくな賢人であった。
山形の地理や、日本の政治情勢や、自分の人脈をも知っておられ、『千里眼』とはこういうものだと思った。
料理は、かなり美味しく、審議官も驚いていらした。
ケーブルテレビ連盟東北支部は『東北はひとつ』を旗印に、今、一番まとまっているかもしれない。
今年になって、もう3、4回は、各局のトップが集まって飲んでいる。
吉崎正弘審議官とみんなが写真を撮る。
とても、贅沢な瞬間。
みんなが、とても輝いていた。
後半は、無礼講で大宴会に…。
審議官からも、虫の話を聞く。
吉崎審議官を呼び、セミナーをやろうと言い出した、北上ケーブルテレビの加藤専務が、感謝と御礼を言い、歓迎会を閉める。
二次会でも、熱くケーブルテレビ業界の未来を話す審議官。
セミナー、歓迎会と続き、最後の二次会なのに、審議官のエンジンはパワーアップである。
テレビ最強国や、ケーブルテレビの一番大切なコミュニティの構築にしても、審議官の視線の先には、常にポジティブな未来がある。
まだまだ、ケーブルテレビには、チャンスや強みが確かにあると思うが、最終的にはトップの判断が重要だと感じた。
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吉崎正弘総務審議官をお招きして。
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