2月22日(土)より、映画『ヨコハマ物語』が封切られた。
北乃きいちゃんと、奥田瑛二さんとの関係が小気味良く、清々しさを感じる映画である。
ムービーオン山形には、喜多一郎監督、北乃きいちゃん、菜葉菜さんが、舞台挨拶に来てくれた。
土曜日の午後ということもあって、お客さんは満員となった。
横浜マリノスのグリーンキーパーを退職したその日、奥さんを亡くした奥田瑛二。
失恋をし、ボーカルからも逃げられたマネージャーの失意の北乃きい。
二人が出会い、いつしか菜葉菜たちも同居するシェアハウスの物語となっていく。
北乃きいちゃんと菜葉菜の軽妙トークかつ本音トークがおもしろく、二人とも実は人見知りとカミングアウト、会場はとても盛り上がったのである。
北乃きいちゃんが、『亡くなった人の命日を覚えているより、生きている人の結婚記念日を大切にするべき。』
つまり、今やれることを今やる…そんなポジティブな女を演じている。
毎年、YMF山形ムービーフェスティバルのプレゼンテーターやナビゲーターを務めている菜葉菜であるが、今回の役も良かった。
今度は、『モンテディオ山形』を題材に、『ヤマガタ物語』を作ろうなどと、会場では話が出ていたが、この日、モンテディオ山形の高橋節社長夫妻と、山形新聞グループの黒澤洋介議長夫妻がいらしてくださり、北乃きいちゃんと、菜葉菜さんと記念写真。
とても素敵な舞台挨拶の日となった。
実は、自分と北乃きいちゃんが出会ったのが7年前。
行定勲監督作品で、アンダーグラフとコラボッた、『ユビサキから世界を』で、オール山形ロケをした。
山本学園をお借りし、撮影をしたのである。
当時のきいちゃんは、まだ15歳。
谷村美月ちゃんと共演した、未公開の映画である。
現在、アクトビラの『がんばれ東北チャンネル』で、本編とメイキングが観られる。
7年の時を経て再会した今回は、大人になったなぁ…と思ったのだ。
彼女が去ったムービーオンの応接室。
スタッフへのいたわりの書き込みがあった。
今まできた女優さんでは初めての粋な女性である。
夜の食事は、山形の老舗料亭『亀松閣』
柚子を使った料理に、みんなが大感激。
二次会には、WOWOWのドラマの撮影で、調度山形ロケをしていた行定勲監督が合流してくれた。
さらに楽しく熱い二次会になる。
北乃きいちゃんの事務所はフォスタープラス。
出来社長からは、勝地くん、杏ちゃんと、ご縁を持たせてもらい、いつもお世話になっている。
凝縮された時間であったが、また、何かが始まる予感がするのであった。
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映画『ヨコハマ物語』舞台挨拶
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