「あさってDANCE」「BLUE」「ありがとう」「レッド」など、過激な描写とメッセージ性の強い作品で熱狂的なファンを持つ鬼才の漫画家・山本直樹。
エロティシズムのマエストロの異名を持つ映画監督廣木隆一。
女王ミホ役に演技力女優として注目が集まる菜葉菜と、ドM男のヨシダヨシオ役に実力俳優の村上淳が、物語を悲しく、そして明るく演じていく。
男と女の究極の愛と、「生」のカタチ。
生きる力は「エロス」、死は「タナトス」とフライトは言った。
生きる力の奥底にある、愛のカタチもまた、一人では分からない。
他者である相手との関係性の中でしか、出現しないのである。
ある方は、この映画を観て、「二人が幸せになって欲しい!と強く思いました。」とのこと。
イタリアンレストラン「ボーノ」での会話である。
映画好きの古林さんは、大感激した菜葉菜が主演の2作品とのこと。
ありがたい。
かと言って、この映画を重くヘビーな感覚で、観る必要はないと、自分は思う。
二人の関係は、「おともだち」なのだから。
おともだちは、向き合う・求め合うのではなく、肩を並べて歩くのである。
ムービーオンでは先週で終了したが、今年はどこかで、今年8本も主演映画が公開される、菜葉菜の特集上映を企画する予定である。
その時は、是非、ご覧いただきたい。