今年に入り、オーランド・サンチェスの大ケガから、次から次へと負傷選手が出て、チーム編成もままならない状況であった。
さらに、新型コロナウイルスの感染により、一人の選手が陽性者、他の選手とチームスタッフ全員が濃厚接触者となり、活動を休止せざるを得なくなったのも、大きな痛手となった。
さらに、ここに来て、主力級の選手が軒並み負傷したことにより、最悪のチーム状態であったと言っても過言ではなかった。
ライコビッチやチームスタッフ、選手一人一人の「勝ちたい!」という強い気持ちだけが空回り、チームプレーが出来ていない試合が続いたのである。
そんな中、残った選手たちは、覚悟と勇気を持って、今日の越谷戦に臨んだのである。
特に、1月22日の熊本ヴォルターズ戦から、仙台89ERS戦、西宮ストークス戦、福島ファイヤーボンズ戦と4チームより8連敗を喫していただけに、今日の勝利はとても大きい。
特に、若手の山田友哉選手は、4本のスリーポイントを決めて23得点を挙げる。
ベテランの河野誠司選手、中島良史選手、眞庭城聖選手も、随所で力を発揮してくれて、皆で勝ち取った一勝であった。
茨城ロボッツの山谷拓志前社長からメールを頂き、越谷市立総合体育館に眞庭選手の応援に来たとのこと。
山谷氏は、情熱的で義理堅く、自分をプロバスケットの世界へ導いてくれた恩人である。
この試合から、オーランド・サンチェスも復帰して、ケニー・ローソン、ジャワッド・ウィリアムズと、約2ヶ月ぶりに揃い踏みが出来たのである。
越谷市のアウェー戦に駆けつけてくださったワイヴァンズブースターの皆さんには、感謝しかない。
皆さんが、諦めずに応援し続けてくれたから、選手全員が心折れずにいられたのである。
明日も、ライコビッチが言うように、タフでハードな試合となるだろう。
しかし、今日からシーズンが始まるつもりで挑んでくれるはずである。