1月7日(金)、昨年、山形交響楽団の桂冠指揮者となった飯森範親氏の激励会を行う。
激励会に入る前、全員が抗原検査を行い、「陰性」を確認の上での会食となった。
桂冠指揮者とは、これまでの功績を讃え、名誉指揮者としての称号とのこと。
昨年の理事会にて桂冠指揮者の発表があった時、自分としては突然のことであった為、飯森マエストロのこれまでの労をねぎらい、功績に感謝と御礼を申し上げたく、改めて食事でもしましょうと話をした。
そこに、加藤聡社長もいらっしゃったので、新年に飯森さんが山形に来られる日を伺い、この日となったのである。
当日は、さらに、サン&リブコンサートなどを数年に渡り開催された山形食品の稲村和之元社長、ダイバーシティメディアからは制作企画部の鈴木淳予部長が参加した。
自分と飯森さんを繋げていただいたのが、稲村和之氏である。
モンテディオ山形のアンセムや、パスラボ山形ワイヴァンズのアンセムは、ひとえに稲村さんがハブとなり、その後、多くの繋がりによって生まれた産物であるのだ。
飯森さんは、山形交響楽団の指揮をとる演奏会も多く、山形とのご縁は続いていくが、一方で、更なる飛躍を遂げている。
大阪の日本センチュリー交響楽団の主席指揮者の他、この度、パシフィックフィルハーモニア東京の音楽監督に就任された。
その他にも、様々な取り組みをなさっているとのこと。
「山形交響楽団での経験が、何より自分の糧になっており、山形の皆さんには感謝しています。」と話していた。
この日は、正月の7日。
浜なす分店では、正月の色とりどりの鮮やかな料理と、七草粥を準備していただく。
どんがら汁など旬の料理を食べながら、飯森さんの音楽に対する深い愛情や、未来への熱い思い、次の世代へのメッセージを伺う。
とても感激したお話が多かった。
浜なす分店の跡取りの息子さんが、昨年、京都の修業から戻られて料理場に入られた。
祖父、父、本人と、今のご時世では信じられない3世代で、一つの料理を作り上げている。
浜なす分店では、最後のデザート、スイーツ、お菓子も彼の担当である。
今回の椿団子と抹茶は、最高の風味であった。
飯森範親さんが、大絶賛。
自分がおかわりをお願いしたが、数量限定だったと…。
そんなエピソードもあり、笑いもあり、とても良い時間であった。
山形交響楽団の音楽監督から、桂冠指揮者へ。
飯森範親さんにとっても、山形交響楽団にとっても、新たな物語が始まるのだ。
これまでの、山形交響楽団へのご尽力には、感謝と御礼しかないのだ。
そして、個人的には、飯森範親さんとの出会いが、自分と山形交響楽団との出会いにあり、やまぎん県民ホールとの出会いに繋がる。
飯森範親さんの未来に、万感の思いや持って、乾杯である。