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Channel: 約束の地へ…Love&Peace
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グランプリはGAZEBO監督の「AIM」…才能よ、雪に埋もれるな。

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11月13日(土)は、YMFのメインイベントである、グランプリ作品が決定する日。

そして、映画関係者や製作スタッフ、観客やメディアが見守る中で、授賞式が行われる。



まさに、歴史的な瞬間、奇跡の瞬間を目の当たりにし、素晴らしい時を刻める日である。



すっかり紅葉が深まる山形の秋。

ムービーオンやまがたでは、第17回山形国際ムービーフェスティバルが3日間にわたり開催している。



2日目のこの日も、映画関係者やYMFの審査員、ノミネート監督や製作スタッフなど、多くの人々で溢れる。

コロナ禍の為、県外からのゲスト、監督とスタッフは、すべて抗原検査を行い、陰性確認後に入場となる。
感染拡大防止とはいえ、多くの皆様にご協力をいただく。



日本映画界の重鎮でレジェンドの村川監督からは、この映画祭の選考委員長を務めていただいている。

この日も、お会いするや、映画に対する熱い想いを話されていた。



そして、いよいよ今年の審査員会が開催される。

審査員は、以下の通り。

委員長の村川 透さん(映画監督)
船越英一郎さん(俳優)
林 郁さん(株式会社デジタルガレージ 代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO/株式会社カカクコム 取締役会長)
古賀 俊輔さん(株式会社ザフール 代表取締役/映像プロデューサー)
増岡 厳さん(日本テクトホールディングス株式会社 代表取締役)
紀伊 宗之さん(東映株式会社 企画調整部 シニアプロデューサー)
奥田 誠治さん(松竹株式会社 エグゼクティブプロデューサー/ 映画テレビプロデューサー協会会長)
石垣 裕之さん(株式会社WOWOW 事業局長)
稲葉   豊さん(株式会社ユーズミュージック 代表取締役社長)
柏原  寛司さん(シナリオ作家協会理事/脚本家/映画監督)
吉村 和文 運営委員長(YMF運営委員長)

この日は、林さんの代理でフェローの厚川さんが出席、増岡さんが欠席、柏原さんが初参加となる。

いつもながら、熱い想いが交差し、議論はヒートアップ。
これだから、素晴らしい審査員会だと自負している。

皆、若手の映画に、本気なのだ。
真摯に向かい合い、良いところ悪いところなど、語れば止まらない。

全審査員は、ノミネート作品を2〜5回は観ている。

1時間が過ぎた頃、グランプリ作品が決まったのである。



いよいよ、表彰式。

今回応募された246本の中から、グランプリが決まるのである。

運営委員の東北地方のケーブルテレビ局の社長らも集まる。
また、来賓やゲストなど、多くの映画関係者から来場いただく。



世界的興業デザイナーの奥山清行氏と、400年の伝統の鋳物鋳造の菊地保寿堂のコラボレーションのトロフィーが輝く。

複賞の山形県産酒の「十四代」
山形県産米の「つや姫」「雪若丸」
魔法の醤油



司会は、ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーと、YMFアンバサダーの女優の菜葉菜。



ノミネート監督・製作スタッフ、審査員が揃う中、運営委員長として、17回を迎えることができた山形国際ムービーフェスティバルがリアル開催できたことに、感謝と御礼を申し上げる。



山形県の吉村美栄子知事、山形市の井上副市長からは歓迎の挨拶を賜る。



最優秀賞俳優賞(船越英一郎賞)には、「ナナサン」の岡田深さんが輝く。

その他の各賞は、以下の通り。

審査委員特別賞    「うまれる」 田中聡 監督

観客賞    「うまれる」 田中聡 監督

脚本賞    「Girl」 山本篤子 監督

村川透監督賞       「Mistake」 水落豊 監督

入選 NID東北賞           「LADY TO GO」 橋本匠子 監督

入選 東北ケーブルテレビネットワーク賞    「迷子」 山本大策 監督

入選       「くしゃみ」 高島優毅 監督

入選       「火づくり」 松浦直紀 監督

入選       「ナナサン」 村口知巳 監督



そして、準グランプリは、「捨てといて 捨てないで」の山口森広監督へ贈られる。

山口監督は、脚本や主演までこなすマルチ人間。

コロナ禍で、舞台など全てが中止になり、悶々とした日常の中で、作った作品とのこと。

笑い溢れる素晴らしい作品となった。



そして、グランプリの発表。

「AIM」の、GAZEBO監督が受賞する。



昨年は、準グランプリのGAZEBO監督。

2年連続の金星を挙げたのである。



村川監督は、審査員会からこの作品を絶賛していたが、「細かい演出や部分的なこだわりをしっかり作り上げ、なおかつ、急激に進む時代的なエッセンスをしっかり取り入れている。本気でやれば、何年経っても色褪せない。」とエールを送ってくださった。



素晴らしい笑顔が溢れた、とても素敵な表彰式であった。



表彰式の後で、それぞれのノミネート監督が、記念撮影やらテレビの取材を受けていた。

この笑顔と出会いたくて、みんなが集っているのかもしれない。

ノミネート10作品に選ばれなかった、236作品の皆さんも、来年また応募してきて欲しい。

YMFの過去のノミネート監督からは、11人の商業監督がデビューしている。

いつの日か、大ヒットを飛ばして欲しいと、願わずにはいられない。

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