昨シーズンの山形ワイヴァンズの登録メンバーは、外国籍選手をいれて13名。
今シーズンは、少数精鋭の12名でのスタートの予定であった。
しかし、順調に回復はしているが、まだまだハードな合同練習などは控えている柳川選手の状況もあり、ライコビッチは13番目の選手をずっと模索・検討していた。
今シーズンの新体制発表記者会見の夜、ライコビッチやチームスタッフとのミーティングの席上、ライコビッチの複雑なバスケットを体感し習得するには、シーズンが始まってからではなく、できるだけ早く獲得して欲しいとの強い要望があった。
もともと、山田友哉選手は、ライコビッチの下でバスケットをしたいとの思いがあったようで、ライアンやチームスタッフも交えて、数回に渡りリモートミーティングを行っていたようである。
山田選手は、愛媛オレンジバイキングスとの最終戦の時、1番輝いていた選手で、苦しめられた印象があった。
入団意思や条件はGMのミッションであり、本人と佐藤洋一GMとの交渉により、スピード入団となったのである。
入団が週末に決まり、週明けには山形入り。
まさに、体一つで山形に来たのである。
山田選手は、23歳でチーム最年少。
先日、ケニー・ローソンと一緒に挨拶に来てくれた。
まだあどけなさが残っている、とびきりの笑顔を持っている爽やかな選手である。
山形ワイヴァンズの未来を託せる選手に育って欲しいと、心から思うのである。