1998年のある日、福島県の旧家の天井裏から「そばの実」がびっしり入った俵が発見された。
江戸時代後期、冷害凶作にみまわれ、餓死する人が続出した。
世に言う天保の大飢饉の頃の「そばの実」である。
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福島県では育たなかった「そばの実」を、山形県で育て、「幻の天保そば」と命名し保存会を組成し繋げている。
山形県内では13の蕎麦屋さんで食べられるが、庄司屋御殿堰七日町店で、今年初の「幻の天保そば」を食べる。
今年は6月2日より販売を開始したとのこと。
そばを食べながら、200年前に思いを寄せてみるのもいいかもしれない。
通常の蕎麦とは、まるで違う「幻の天保そば」
今が食べ頃なので、是非、お蕎麦屋さんで!