雪がまた降ってきた夜、打ち合わせが終わらず、総務担当常務と経理担当常務と、遅い夕食をとりながら話を続けることになった。
そして、選んだ場所が、松見町の「寧々家」である。
メニューも豊富で、とても満足した夕食となったのである。
山形の街では画期的で、たくさんの種類の中からパンを選び、それぞれがテーブルに座って食べる形式だった。
ビップ席のようなスペースもあり、そこではコース料理を食べるのである。
ケーブルテレビ山形の新入社員歓迎会を「サンマルク」でやり、自分の高校の同級生I氏が中途入社してきたのを覚えてる。
その後、その画期的な「サンマルク」は閉店して、その後に「寧々家」ができたのである。
その後、その様なパン屋がどんどん出店するが、「サンマルク」は街の文化や時代が追いついて来なかったのかもしれないと感じた。
今でも、それは残っているのだ。
その後にできた「寧々家」も、個室がある和食が人気となり、予約しないと入れない場所であった。
寒い雪降る夜、次から次に出てくる料理に、感動すら覚えた。
値段もリーズナブルで、充実した時間であった。
話の内容の方は、かなり建設的な話し合いとなり、ダイバーシティメディアグループの各企業のレゾンデートル(存在理由)と「SDGs…持続可能な開発のフローティングゴール」である。
雪の日に、これから5年、10年先の未来の話が、とても充実していてワクワクして、「春近し」の気持ちとなったのである。