今シーズン、山形ワイヴァンズのヘッドコーチとして、遺憾なくその才能と実力を発揮してくれているミオドラグ・ライコビッチ。
昨シーズン最下位だった山形ワイヴァンズを牽引し、昨年とはまるで違うチームに作り変えてくれている。
お二人は、昨年末の12月28日に羽田空港に着き、そこでPCR検査を受けて陰性。
そこから、迎えに行った車で山形入りし、2週間の隔離待機を経て、1月13日から外出できるようになったのである。
セルビアでも、出国する飛行機に乗る前にPCR検査を受けて陰性と、2回のPCR検査と2週間の隔離待機という万全を期しての山形入りなのだ。
「ファミリーに、夕食をご馳走するが何がいい?」と聞いたら、ライコビッチからは「焼肉」と答えが返ってきた。
ペトラにとっては初めて焼肉らしい。
ライコビッチは、ペトラに色々な経験を積ませたいと思っている。
蔵王の雪の中で樹氷を見せたり、日本の食文化を経験させたり、まさにペトラの人生のコーチなのだ。
この日も、初体験の焼肉を味わってもらいたいとの強い思いがあったようである。
奥さんのミリツァは、これまでのライコビッチの着任先の富山、西宮、八王子の各所に滞在していたこともあり、日本の料理や観光地を回っているようで、日本文化に詳しかった。
ペトラにはディズニーグッズを、ミリツァには紅花の紅皿をプレゼントする。
とっても可愛いペトラと、美しいミリツァを見て、このファミリーが、ライコビッチが遠い異国でも頑張っていける原動力になっていると確信したのであった。
山形ワイヴァンズ、いよいよ明日から後半戦、ライコビッチの更なる活躍を期待したい。
この日最後のペトラのコメントは…「焼肉おいしい!」
自分は、胸を撫でおろしたのであった。