2020年12月22日(火)、もう2度とありえないと思っていた犬の鳴き声が我が家に響いた。
10月30日に生まれたばかりの、ビションフリーゼの女の子である。
名前はレア。
コロナ禍の世の中で、ハワイの言葉では、希望という意味があるらしい。
エリザベス、通称はベス。
そしてマーガレット、通称はマギー。
子どもたちと共に育ち、いろんな思い出がある。
ベスが亡くなり、その数年後の2015年11月20日、マギーが天に召された。
ベスが亡くなった時も、マギーが亡くなった時も、その思い出や気持ちを、あまり周囲には話さなかった。
とても悲しくて、何日か涙が溢れていた。
蓋をしたのかもしれない。
14世紀にはその存在が知られていたらしい。
まだ我が家に来て10日しか経っていないが、さまざまな事を覚えてくれている。
毎日、10分程度の関わりだが、心が癒されるのである。
そして、ベスとマギーのことは、できるだけ思い出さないようにしていたが、レアが来てからいっぱい思い出している。
それが、不思議と悲しくないのだ。
むしろ、懐かしく、愛おしく、それがレアに繋がっているのである。
こんな体験をさせてくれるレア、さらにはベスとマギーには、感謝しかない。
名前の通り、既に我が家の「希望」になっているのかもしれない。