先週、しばらくぶりに、参議院議員の舟山やすえさんが来社された。
埼玉県育ちで、北海道大学を経て、学生時代からの友人である旦那さんの実家がある山形県小国町に嫁がれた。
子どもさんが小さいうちは、よくご家族でムービーオンに映画を観に来てくださった。
良き嫁、良き妻、良き母として、いつも笑顔で家族に声をかけ、明るい家庭を築かれているなぁと、こちらまで心が暖かくなるのである。
鹿野道彦衆議院議員がご一緒に来社され、「これからのエースである!」とご紹介されたのだ。
当時は、まだまだ女性の政界進出がスタンダードにはなっていなかった時であり、日本の古来からの政治家然としていた自分の父が亡くなった翌年だった為、これからの「新しい時代の風」を感じたのを覚えている。
一方で、男性の迫力ある方々が多い政界の中で、やっていけるのかな?と、一抹の不安もあった。
2004年の参議院議員選挙は落選。
2007年の参議院議員選挙で初当選。
その後、民主党を離れて「緑の風」を立ち上げ共同代表に就く。
東日本大震災を経て、日本の政治が大きく揺らぐ時期でもあった。
2013年に「緑の風」から出馬。
当時、自分は舟山やすえ選挙対策本部幹事長として、農業界の重鎮の今田正夫総括責任者、舟山議員と同郷の本間利雄本部長と共に、選挙戦を牽引したのである。
日本の農業を守る為、「TPP」への賛否が争点となった選挙でもあった。
舟山議員は、農林水産省職員の職員であり、すでに農林水産省政務官にも就いていたので、山形県の農業界のほとんどが、舟山参議院を支持していた。
とても厳しい選挙であり、多くの団体や政党の支持のない中での戦いであった。
健闘したが、僅差での落選。
多くの方々と共に、涙したあの日を覚えている。
その後、2016年には、野党連合の枠組みで出馬され参議院に返り咲いたのである。
現在、参議院の国会対策委員長として大活躍している。
先週にお会いした時は、立憲君主党と国民民主党の新党合流の中、そこには合流せず、己が信じた道を歩むと伺った。
ご自身が持つ、政治信念や信条に基づいて、進まれれば良いと、自分はお伝えしたのである。
そもそも、政治家の前の「一人の人間」として、ポジティブで明るく、周囲を元気にしてくれる方である。
政治家としては、政治センスも抜群であり、演説やスピーチは人を惹きつける魅力がある。
そんな彼女との話は、「いつも5分だけ」と言って1時間を過ぎている。
新型コロナウイルス感染症の影響、地球温暖化による自然災害の悪化、グローバル経済の一元化による振幅増など、非決定論的時代の中、多くの角度から意見交換をさせてもらった。
これから、県民・国民が、舟山やすえさんに期待することは益々増えるだろう。
政治が動く時、その中でも、しっかり道を示して歩んでいただきたいと思うのである。