7月25日(土)、この週から最年少の鶴田も合流し、日本人選手10人が全て揃い、初のチームスタッフ及びフロントの合同ミーティングを行う。
チームスタッフでは、通訳の高橋氏と3名のトレーナーが参加した。
また、金沢武士団の経理・財務担当の小野勝一氏が、今シーズンからパスラボ山形ワイヴァンズのフロントに加わり、選手達と初顔合わせをした。
新生ワイヴァンズの日本人10選手と、チームスタッフとフロントが、初めて集ったのである。
今年のBリーグのレギュレーションや、会社の概要や歴史、関係企業などの情報を学んでもらう。
その後、「公」と「共」と「私」について話す。
『自己実現』と『全体最適』ができるチームづくりについて共有する。
彼が、日本人最後の合流者である。
身長は198センチで、ひときわ大きい。
最年少が鶴田美勇士選手で、その1学年上に秋山、新号、飯田の同じ歳の3選手がおり、元気いっぱいである。
4シーズン目に入る河野選手と中島選手、3シーズン目の秋山選手、2シーズン目に入る上杉選手と和田選手に、新加入の栗原、柳川、飯田、新号、鶴田のかなり強力な新戦力の5選手を加えた、楽しみなワイヴァンズとなった。
既に、ライコビッチの指示により、非常に厳しいトレーニングを積み、コミニュケーションもよく、一体感を感じたのである。
菊地メディカルディレクター、中嶋チーフトレーナーも、選手達との信頼感が、既に出来上がっている。
彼らは、今年のチームの課題をしっかり見つめ、対処してくれているのだ。
この日は栗原選手が、オフコートキャプテンに就任する。
その栗原選手が、最後に語ったこと。
「自分が東芝にいた時、どん尻の最下位になったことがあった。しかし、その翌年勝ち続けて準優勝した経験がある。必ず上位に行ける!気持ちときっかけだけだ!」と全員へ話していた。
二次会の途中、セルビアのライコビッチからテレビ電話が来る。
スピーカーで、みんなと話した。
現在は、ライコビッチが、選手達へリモートで指導している。
全員が、昨年以上のチーム状態であると言う。
油断はできないが、期待感は強い。
ここから、全てが始まるのである。