最近注目されているのが、SNSを活用した企業のオリジナル発信。
テレビ局の放送や、新聞や定期購読の雑誌を介さないで、企業のホームページやサイトから独自のコンテンツを配信したり、企業コンセプトを刊行したりするものが、話題を呼んでいるのだ。
放送局や出版社と言われる一部の限られた集団がメディアを使用していた時代から、誰もがパーソナルな発信ができる時代へ完全に移行したのである。
この背景には、テクノロジーの進歩と、市民社会の成熟が上げられる。
布施弥七京染店の「弥七のかわら版」
今回で123号になるらしい。
「季節にちなんだ『着物や帯』の豆知識やニュースをお知らせする手づくり新聞です」とのこと。
お客様に対する、ポスピタリティがいきわたり、『着物や帯』の付加価値がさらにアップし、顧客満足度も高まる。
やはり、独自のオリジナル発信は、何よりも伝えたいことが伝わるキラーコンテンツである。
このかわら版を読んでみた。
季節と着物が、こんなにも関係性が深いとは、恥ずかしながら知らなかったのである。
新たな知識と出会い、着物への興味が高まったのである。
また今回は、「弥七の流儀」玄フェッショナルのコーナーで、自分の弟が取り上げられていた。
布施弥七京染店の専務と同じ歳で仲良くしてもらっている。
一方、YouTubeでの話題なのは、山形パナソニックの若手社員の3人。
清野寿啓社長が知らない中、3人の若手社員が、YouTubeで面白おかしく家電を紹介するのだ。
当初は、車の中での収録だったが、次第に背景も立派になる。
チャンネル登録者も増えているのだ。
たぶん、お金をもらってやっている訳でも、仕事の一環としてやっている訳でもなく、そこにあるのは「愛社精神」
それを、今の時代は、「エンゲージメント」と言う。
同時に、自分らしさや生きがいといった、他者とは違うアイディンティが確立されていくのだ。
是非、これからも、オリジナル性を発揮した、楽しいチャレンジを期待したい!
…そう言えば、この10年も続いているブログも、そのひとつなのであろう。