昨年末、すき焼きの佐五郎にて、東北・宮城県・山形県のメディアの歴史については第一人者の、尚絅学院大学名誉教授・東北福祉大学客員教授・作新学院大学経営学部特任教授の油川洋先生を囲んで懇親会を開いた。
油川先生と仲が良い、時事通信社山形支局の渡邊倫太郎支局長もお呼びする。
いつもそうであるが、油川先生の人脈と記憶力は、他の追随を許さない。
自分が35年前に初めてお会いした時は、それまでの自分の領域とは違う場所の方のようで、カルチャーショックを受けたのである。
マスコミやメディア論、労働組合、教育や経営、社会活動など、専門も多岐に渡るが、人脈やネットワークは驚くくらい幅広い。
渡邊倫太郎支局長の山形支局着任と同じ頃、時事通信社が運営している「内外情勢調査会」に参加させていただいている。
前支局長の時代、油川先生から強く薦められたのである。
最近は、自分の代わりに、笹原相談役が参加している。
内外調査会は、公正な世論の醸成を目的に、戦後10年くらいで設立された。
なんと60年を超える歴史があるのだ。
すき焼き鍋を突きながら、ダイバーシティメディアや東北ケーブルテレビネットワークの、コミュニティチャンネルの在り方などにも話が及ぶ。
とても充実した時間であった。
油川先生より、時事通信社と共同通信社の成り立ちや違いなども教えていただいた。
まだまだ、知らない話は山ほどあるなぁ…。
そう思った夜であった。