２月１２日（水）、山形グランドホテルにて、山形県立山形南高等学校スポーツＯＢ会の、令和元年度第５９回総会と懇親会が開催された。
山形県立山形南高等学校のＯＢ会は、本体の「山形南校同窓会」と、「山形南高校スポーツＯＢ会」「山形南高校文化部ＯＢ会」の３同窓会で組成されている。
同窓会は、学年幹事によって運営されるが、スポーツＯＢ会は、２０種目の部活動の会長と幹事により運営されている。
この日の総会では、４期８年、スポーツＯＢ会を牽引してこられた板垣隆会長（剣道部）が退任し、後進へ道を譲られた。
合わせて、武田允興副会長（レスリング部）と渡辺紘造副会長（野球部）も退任された。
新任の会長には村岡義啓氏（バレー部）、副会長には浦山敏夫氏（応援団）と大木秀夫氏（バスケット）の２名が就任した。
理事長には我が同期生の飛塚一敏氏（剣道部）が就き、副理事長の鈴木吉彦氏（バレーボール）が留任、堀川広訓氏（野球部）が新任の副理事長となった。
板垣会長の思いの通り、約１０年くらいは、若返ったようである。
村岡新会長から、会長就任までの経緯説明と、新執行部の紹介があった。
板垣前会長は、スポーツＯＢ会長を、８年間務めてこられた感謝の言葉を述べられた。
山形県剣道連盟の会長でもあり、健康に留意され、益々のご活躍を祈りたい。
今年の「栄光賞」は、ＯＢが３名、教職員が２名、現役生徒が５１名であった。
春高バレーに出場したバレー部や、全国大会出場を果たした弓道部などの活躍が光る。
「私はもうすぐ９０歳。今年で５９回か〜。みんなよくが頑張ったな〜。板垣ご苦労様。村岡がんばれ！」と、千歳貞治郎特別顧問が乾杯のご挨拶とご発声をされる。
自分の父親の親友である。
父よりも２０年近く長生きをされている。
まだまだ、ご指導を仰ぎたい。
荒井満同窓会会長、大沼敏美校長、松岡茂和ＰＴＡ会長からの祝辞の中で、山形南高校の脈々とした男子高の絆のようなものを感じた。
「空はコバルト」
空はコバルト 大地は招く
我らが指の 指すところ
南高健児の 憧れの
緑色なす 千歳山
若き命は 輝きて
我等が胸は 湧き返る
第一応援歌「空はコバルト」で、愛校心の醸成を図り、第三応援歌「おお九百の」で、猛々しい戦う集団を鼓舞する。
「おお九百の」
黒雲やぶり 今荒れる
蔵王おろしを 頬に受けて
学舎かこむ 健児等の
誓いし言葉 ひとすじに
おお九百の 熱情の
心ぞひとつ むかえうつ
群なす敵の その中に
とび散る花は おお南高
世代を超えて、全員が歌えるのである。
既に同窓会も、第三世代目に突入している。
同窓会やスポーツＯＢ会を作った、自分の父や千歳最高顧問の時代を第一世代とすると、自分たちの年代が第二世代。
息子たちの年代は第三世代。
それだけ、伝統を重ねてきた。
小学生のスポ少で共に汗を流した２人を発見する。
そう言えば、父の生前、同総会から「三代表彰」をいただいた。
当時は１０組までいなかったと思う。
三代続けて山形南高校卒業で、父も自分も息子も、応援団であるのだ。
現役諸君の更なる活躍、山形南高校のご隆盛、そして、ＯＢ諸兄のご健康を、心からお祈り申し上げるのである。