1月26日にヘリコプター事故で亡くなった、NBAロサンゼルス・レイカーズの元スーパースターのコービー・ブライアント氏に対して、パスラボ山形ワイヴァンズ、仙台89ERSの両クラブと選手会によって、試合前に黙祷が捧げられた。
コービー・ブライアント氏は、レイカーズで5回のファイナルを制覇し、オリンピックにアメリカ代表として、2大会で金メダルを獲得している。
まさに、マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソンと並ぶNBA最高の伝説となるプレーヤーである。
彼の死は世界中を駆け巡り、その衝撃的な事故が、多くの悲しみを生んだ。
1月29日(水)、山形ワイヴァンズと仙台89ERSの試合前、会場にいる全員が、コービー・ブライアントの死を悼み、彼の背番号に因んで24秒ショットクロックで黙祷を捧げた。
彼の存在が、世界中のバスケット関係者やファンに、どれだけの勇気や喜びを与えたのであろうか…。
心より、ご冥福をお祈りしたい。
山形県の総合運動公園特設アリーナには、仙台89ERSのブースターの皆さん、チアリーダーの皆さんが、素晴らしい応援をされていた。
さすがB2東地区トップを走るチームである。
仙台89ERSの渡辺太郎社長は、バスケット界の頼もしい後輩であり、将来嘱望される人物である。
2週間前も山形に来られ、東北クラブ社長会で夜中まで語り合った仲間である。
前半は山形が40点、仙台が31点で、とても山形のオフェンスもディフェンスも噛み合っていた。
しかし、後半は、山形が28点しか取れなかったのに対して、仙台は48点を取り、合計で68点対79点での敗戦を喫したのである。
いつもの山形ワイヴァンズの負けパターンであり、ジェットコースターの様な失速の流れを止められない。
東島ヘッドコーチやチームスタッフの対策が急務である。
しかしながら、クリス・オリヴァーと、スティーブン・ハートは、しっかり噛み合って来て、良い状態になって来ている。
これからは、待った無しである。
コービーの追悼試合も、勝利で飾りたかったが、残念でならない。
更なる輝きを放って欲しい。
コービー・ブライアントは、NBA歴代第2位の1試合81点を叩き出したスーパースター。
彼は生前、次の様な言葉を残す。
「ぼくは、ぜったい勝てるということ以外、興味はない。」
一生懸命も大切だが、プロである限り勝たなければならない。
そう、コービーは語りかけてくれている。
パスラボ山形ワイヴァンズの選手たちやチームスタッフは、コービー・ブライアントの存在の本質を見つめ、自分の心に写し描いて欲しいのである。