今年も、YMF山形国際ムービーフェスティバルの最終日を締めくくったのは、恒例のスペシャルライブ。
映画やYMFゆかりのアーティストが、それぞれが歌ってくれた。
そして、アンコール時に、3組が揃ってステージに上がる。
アンダーグラフの真戸原直人君が作った、山形国際ムービーフェスティバルのテーマ曲「まだ見ぬ世界を映しながら」を、アンダーグラフ、中孝介、優河の3組が一緒に歌い、会場を盛り上げてくれたのだ。
ステージをライブ仕様にセッティングする間、場を繋いでくれたのが、行定勲監督である。
ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーとのトークで、会場を沸かせる。
会場で聞いた多くの人々からは、この3人、いや5人で歌った曲が、1番心に残ると言っていた。
フィナーレの挨拶でも触れたが、マトが中心になり、「ウィ・アー・ザ・ワールド」みたいな曲を多くのアーティストが集まって歌ってくれたら素晴らしいと感じたのである。
トップバッターは、YMF山形国際ムービーフェスティバルで過去にライブもしてくれた優河。
今年春には、映画「長いお別れ」のキャンペーン時には、主題歌「めぐる」を歌ってくれた。
この日は、さらに、原田美枝子監督作品の主題歌「瞬く星の夜に」も熱唱する。
相変わらずの聞き惚れる声である。
原田美枝子さんと石橋凌さんの長女でもあり、天性の声は持って生まれた天賦なのだろう。
彼女の歌は、全てを癒すのだ。
2番手は、奄美大島の出身の中孝介。
「花」は大ヒットした。
今年、映画「多十郎純愛記」で、テーマ曲「Missing」を歌った。
民謡出身の独特なこぶし回しや、綺麗なファルセットが、人々の心に染み渡る。
そして、アンダーグラフの登場。
彼らは、これまでも、YMF山形国際ムービーフェスティバルのスペシャルライブに、何度も参加してくれたのである。
今年は、真戸原、中原、谷口が勢揃い。
昨年は、谷口が来られなかった。
そんなこともあり、ドラムの音が、改めて「いい!」と感じた。
そして、アンコールの時は、アンダーグラフのマトが、中孝介と優河がステージへ呼ぶ。
初めて「まだ見ぬ世界を映しながら」を、みんなで合わせながら歌ってくれたのだ。
会場で聞いた多くの人々からは、この3人、いや5人で歌った曲が、1番心に残ると言っていた。
来年もまた、出来るだけ多くのアーティストの皆さんから参加してもらい、映画とは違う、「音楽フェスティバルでもやれたら!」…と思う。