当初予想もしていなかった3連敗。
3勝6敗と負け越し。
東京Z戦のホーム戦には、多くの方々が会場に駆けつけてくださったが、連敗を喫した。
河合ヘッドコーチは、「ワイヴァンズが新しく生まれ変わろうとしている時であり、踏ん張りどころである!」とコメントを出している。
トリアンという素晴らしい1番から3番ができる外国人選手が入団し、ハートというビッグマンであるがパスも出せるセンターが加わり、これからという矢先、ハートが肩をケガする。
チュウは、足の痛みが引いていない中、3試合に出場したが、本来のパフォーマンスの半分もいかない。
さらには、トリアンの加入で、昨シーズンまで得点源の中島と河野の両選手と噛み合わないし、日本人選手との連携がなかなか取れず、次第に日本人選手のシュートの決定率や得点力が落ちる。
気がついてみると、チーム全体に勢いもなければ、生き生きとしたパッションも感じない…。
東京Z戦は、まさに「チームが前を向いていない」「夢を追っていない」状態だったと言わざるを得ない。
負けても、気持ちが入り未来に繋がるプレーであれば次に期待できるが、それが正直感じることが出来なかった。
あの台風の最中に、わざわざ会場においで下さった方々には、クラブフロントとしても合わせる顔がなかったのである。
翌日、河合竜児ヘッドコーチと佐藤洋一GM、河野誠司キャプテン、中島良史オフコートキャプテンと話をした。
話し合いは、お互いの抱えている課題や問題点を共有する。
次の日も、彼らは、みんなでコンセンサスを合わせた。
そして臨んだ茨城ロボッツとのアウェー戦。
彼らの気持ちが、青森戦の2試合を含めた、これまでの3試合とはまるで違っていた。
まだまだ、チュウがケガを引きずっていながらも、あの茨城ロボッツに87対86と、1点差まで詰め寄ったのである。
特に、河野と中島の躍動感が、他の日本人選手を鼓舞した。
そして、トリアンも負けじとスリーポイントを8本も決めた。
DREAM BEYOND THE DREAM 〜 夢の先には、必ず夢の続きが待っている。
未来に続く道は、自分たちの心の中にあるのだ。
自分の人生を、そこに懸ける覚悟が在るか無いかが、プロかアマチュアかの違いとなるのかもしれない。
是非、フロントも全力で支えたいと思う。
茨城戦の後半に見せた、ベンチ前での控えの選手達の大騒ぎが、「チームを愛する」「勝ちたい!」という証だと思った。
山形ワイヴァンズの、「諦めない」という意地の試合を見せてもらいたい。