山形県興行組合(山形県興行生活衛生同業組合)には、山形県内の全ての映画館が加盟している。
ムービーオン、まちなかキネマ、フォーラム山形、ソラリス、フォーラム東根、イオンシネマ米沢、イオンシネマ三川、イオンシネマ天童の8館の責任者が、山形県興行組合の理事や監事に就き運営しているのである。
その主たる活動は、組合員同士の情報交換や相互扶助、映画文化の醸成と映画の啓蒙など。
10月9日(水)に開催された、今年で6回目となるいも煮会は、晴天の秋空の下で、とても盛り上がったのであった。
山形県が、全国魅力度ランキングで、東北地区では最も高い全国10位であり、その要因が、県民一人当たりの常設映画館が日本一であることが上げられていると話す。
それだけに、各映画館同士のの競争も激しいが、それ以上に「パイの食い合いよりも、パイの拡大に力を注ごう!」と組合では話しているのだ。
また、ユネスコ創造都市の「映画都市」として、日本で初めて山形市が認定されたことにも触れる。
山形国際ドキュメンタリー映画祭も翌日の10月10日からの開催であり、YMF山形国際ムービーフェスティバルも11月8日から始まる。
まさに、映画の秋である。
参加12社の映画配給会社を代表して、松竹メディア事業部の堀内さんからご挨拶をいただく。
興行組合の副理事長の、木戸祐まちなかキネマ社長の乾杯の音頭。
最近は、外でのいも煮会への出席の機会は減ったが、やはり、空の下で一つの鍋から盛ったいも煮を食べることで、仲間意識は不思議と高まると感じたのであった。
ムービーオンの藤木支配人が、鍋奉行でバーベキュー奉行である。
午後2時から始まった宴会は、毎年、10時間のロングランの宴会となり、夜中まで続くのである。
その間、いも煮会が初めての方でも、しっかり話ができるところが、山形のいも煮会の魅力であるのだ。
2時間くらい遅れて、東宝映像事業部の山下さんが駆けつけてくれた。
最も山形県担当が長い山下さん。
急にみんなが盛り上がり、テンションがレベルアップする。
YBC山形放送、YTS山形テレビ、TUYテレビユー山形、SAYさくらんぼテレビの皆さんも、一緒になって懇親をはかって楽しんでくれる。
鍋の中にいも煮が無くなってきた頃、カレー粉とうどんを入れるのが山形風。
芋煮カレーうどんの出来上がり。
そんないも煮会である。
夕日がとても綺麗…。
スマホで撮影!
年々、多くの方々が山形を訪れ、山形のお酒や食べ物を楽しんでくれる。
その一体感こそが、山形県興行組合の狙いであり、山形県が映画の街になる原動力になると思うのだ。
来年も、また集まろうと握手を交わし、別れたのである。
来年も、また集まろうと握手を交わし、別れたのである。