日本時間の7月25日(木)午前10時頃、地球の約7万キロまで、小惑星が接近した。
地球から月まで約38万キロ。
その5分の1以下まで接近したことになる。
地球すれすれのところを、秒速24キロの高速で通り過ぎた。
自分たちにとっては普通の日常であるが、すぐ隣り合わせに、信じられない脅威が存在していた事を、7月29日(月)になってから知ることになる。
NASAではデーターを公表。
それによると、約130メートルとのこと。
オーストラリア王立研究所の天文学者のアラン・ダフィー教授は、「本当にショックでした」と語る。
あまりの高速で、実態を掴むのは難しく、相手をしっかり認識した時は、地球の最接近まで約1日であり、為すすべが何一つ無かったらしい。
約100メートルの隕石が、地球にぶつかった場合は、直径約2キロで深さ500メートルのクレーターができるらしい。
これらの規模の隕石は、シティーキラーと呼ばれ、東京23区より広い地域に、甚大な被害を与えるとのこと。
ちゃんと、報道しない事も問題だが、もし、一部の人がその事実を知ったとしても、どんな対処ができるか…甚だ疑問である。
世界中が大騒ぎとなるが、人類は為すすべがないのだ。
未知の地球外生命体との初接触を図るため、宇宙飛行士のニコ・ブリッキンリッジ率いるチームが、宇宙へ旅立つ。
宇宙船の中は、密閉空間。
人間関係が難しく、それぞれが我慢すること、怒らないこと。
ウォーキング・デッド、ゲームオブ・スローンズなど、アメリカンドラマの勢いは止まらない。
大ヒット作品に共通していることは、「ありえない非日常のインパクト!」
そんな架空の物語が、現実の事になりそうだった隕石の大接近。
生きていることの尊さと奇跡に、感謝である。