6月25日(火)、山形グランドホテルにて、ダイバーシティメディアの第27期株主総会が開催された。
開局し放送開始したのが1994年の10月1日であり、今年で25年目である。
水上弁護士の音頭で乾杯をする。
自分は設立時から代表権を持った専務であったが、中村松太郎氏、高橋文夫氏と続いたバトンを受け取り、代表取締役社長になったのは2011年6月23日の第19期株主総会であった。
8年前、ちょうど東日本大震災の年であり、自分が51歳の時である。
毎年、多くの株主の皆さんが集まって下さり、感激とともに身の引き締まる思いがする。
社長となって8年間、社名も変え、デジタル化への対応やSNSの取り込み、4K放送や5Gへの対応など、時代の流れがとても早く、パラダイム(座標軸)が急激に、それも大きく動いているのである。
損益面では20年連続での黒字を計上でき、資金面では昨年の3月末でのCATVのシステム設備の長期借り入れ金の返済が完了している。
会社を立ち上げて27年間、この山形の街を、少しでも良い環境にし、忘れがちな宝物を再発見し、四季の物語や市民の息吹に耳を傾けて、街中の「小さいけれど、されど尊い物語」を探し伝えてきた。
そして、この8年間は、社員の働く環境や、山形から東北全体へと、その思いが馳せる場所も広がる。
会社が、良くなってきたのも、役職員一同が、全身全霊を賭して、事業を推進したからに他ならない。
株主総会の後は、取締役会、株主懇親会が開催された。
ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーが司会をする。
自分の挨拶の中で、株主総会の緊張感を感じながらも、株主の皆さんとお会いすると、いつも27年前を思い出し、自分の原点に帰ったような気持ちになる。
少しでも早く、皆さんへ恩返しできるように頑張って行きたいと話す。
総会後の取締役会では、自分が社長に、常務にこれまで通りの吉田淳一、新常務に吉村和康、斎藤隆吉が就任する。
笹原美喜夫は、専務取締役から取締役相談役に就く。
今回、新たに取締役に就任した斎藤隆吉常務取締役が挨拶。
会社の為に全力で頑張ると、決意を述べた。
専務から相談役へと移行する笹原美喜夫氏は、老父母を支える為、ダイバーシティメディアのグループ全体の仕事から、専門の仕事に絞ることとなり、その経緯を説明する。
多くの株主の皆さん、役職員一同、ダイバーシティメディアのファンの皆さんが、この会社を支えて下さっている。
より大きなチャレンジの説明を会場で披露し、2020年に向けたミッションに、会社上げて取り組んでいきたいと思う。
ダイバーシティメディアの物語は、まだまだ続くのである。