自分が理事長をしている東海大学山形高校に、普通高校では稀有な「アニメーションコース」を新設するにあたり、アニメーション制作会社のテレコムアニメーションと白組と提携をすることになり、昨年、記者会見を行った。
その際、テレコムの親会社のトムスや、白組の前身が、東京アニメーションだったり、東映アニメーションだったり、戦後の荒廃の中で、「夢の世界」が生まれ、その「源泉」は同じ所から湧き出ていたと、テレコムアニメーションの淨園社長から話を聞いた。
「ルパン」「コナン」「アンパンマン」やジブリ作品は、今や世界中を席巻し、「ALWAYS三丁目の夕日」や「DESTINY鎌倉ものがたり」の白組の山崎監督は、今は東京オリンピック開会式の芸術監督の1人でもある。
しかし、アニメーションの草創期は大変だったようで、敗戦国の荒廃の地で、「光と闇」「夢と挫折」が交錯し、心の中に宿ったアニメーションの世界は、人々に幸せを放てる方法として、日本の最強の強みとなって行く。
そして、世界一のアニメーション大国になったのである。
コア・アニメーションの市場で2000億円、アニメーション関連事業を総合すると2兆円の市場規模となる。
戦争孤児が、1人のアニメーターになって行く話だと言う。
宮崎駿、山崎貴、細田守、新海誠…など、世界中の注目の方々が、今、この日本に存在している。
その根っこは、まさに同じ源泉と、白組の粟飯原プロデューサーは教えてくれた。
ヒロインは、今、最も注目されている広瀬すずちゃん。
所属しているフォスターの出来社長とも親しいこともあり、見てみた。
これが、最初から、めちゃくちゃ感動したのだ…。
朝ドラ…恐るべし!
今まで、NHKの朝ドラは、ほとんど見たことがなかった。
夜も遅いし、録画していても、毎日それを見る時間は無いと思っていた。
「なつぞら」を身始めて約2週間か過ぎた頃、1枚のハガキが届いた。
フォスター所属の、朝ドラ出演者からのコメントも書いてある。
その文章を読んだ瞬間、このドラマが大好きになったのである。
途中からは、自分達の映画にも出てくれた北乃きいちゃんも参加する予定とのこと。
とても楽しみである。
既に、朝ドラ「なつぞら」の人気は、ここ十数年間で、「まんぷく」を抜き1番らしい。
何と言っても、子ども時代を含めて「なつ」の人柄が心に沁みていく。
BGMのセンスも秀でている。
松嶋菜々子さんの母親役が、とても素敵である。
日本人の良妻賢母そのもの。
吉沢亮くんは、映画「キングダム」でもシビれたが、「なつぞら」では、とても暖かい優しい存在である。
この若き女優は、きっといずれ、国民的大スターになるに違いない。
何種類もの顔を持っている。
9月末まで、どんな成長を公私ともに遂げるのか…とても楽しみである。
まだ、「なつ」の物語は始まったばかり。
見てない方は、ここからでも十分追いつける。
是非、見てほしい!