今日の午後5時前、東海大学山形高校を出る。
そこから見える風景が、とても不思議で美しい。
東海大学山形高校は、蔵王山に抱かれ、須川のせせらぎが聞こえる、蔵王駅の近くに位置している。
空が広く、そして高い。
色彩も鮮やかに変化し、冬空の真っ青と夕日のオレンジが入り混ざる。
まるで、天と地の間に、過去と未来が交差するような、時間の流れを映し出す。
振り返ると、校舎の頭上に、月が見えた。
もう夜が来てもいいのに、まだ、夕焼けが西の空を覆っている。
山形は四季のメリハリがあり、その移り変わりはハッキリしている。
つまり、夏は極端に暑く、冬は極端に寒い。
「自然界の中で、自分たちは生きているんだ」と改めて思い返す。