山形市の大沼デパートの裏通り、済生館の南側にあるのが、串フライの店「串幸」である。
店の前を通りかかっても、気がつかない隠れ家的な佇まいである。
串フライの種類は豊富であり、油気がほとんど無くアッサリしている。
旬の食材が多く、今は、キクワタ(鱈の白子)やあん肝、牡蠣などが香ばしい。
最初に訪れたのは、「串幸」が移設してすぐの6年前。
親友の丸勘青果市場の佐藤明彦社長ご夫妻から、「平原綾香」のコンサートの後に連れてきてもらった。
その後、東京のお客さんは、とても喜んでくれる店である。
薄い山形牛を巻いて挙げる。
今回初めて食べたが、絶品であった。
定番の串フライが続く。
おまかせで、次から次と出てくるが、事前に「苦手な物」を聞かれるので、次に出てくる串フライが楽しみになるのだ。
平均で、14、5本は食べるだろうか。
ステックサラダは、おかわり自由。
ある程度、お腹がいっぱいになったら、「ストップ」をかける。
それ以後は出てこない。
お口直しと言うことで、必ず山形名物の「ダシご飯」が出てくる。
これがサッパリしていて美味しい。
窓が広いのが好きである。
こちらからは見えるが、たぶん外の通りからは見えないであろう。
片原朋子プロデューサーが考えている映画の企画をお聞きして、山形県の四季がスクリーンに映し出されたら素晴らしいと思ったのである。
山形市は、映画都市として、ユネスコ認定都市である。
これまでも、多くの映画が撮られてきたが、これからも、さらに多くの映画が撮影され、山形を発信してほしいと、心から願うのである。