先日、パスラボ山形ワイヴァンズの選手たちのまとまりや、チームワークを向上させる為に、最年長選手(…と言っても30歳前だが)の河野誠司選手と、中島良史選手を呼び、小野寺ヘッドコーチ、佐藤洋一GMを含めて打ち合わせをした。
勝ち負けの振れ幅が大きく、試合コンデションの波が安定していない。
何よりも、コートの内外を通しての、チーム内コミュニケーションを厚くする為に、河野誠司選手と中島選手に、チームを引っ張っていく為の役割をお願いした。
まさに、パスラボ山形ワイヴァンズの、チーム強靭化計画と言っても過言ではない。
技術やフィジカルの向上も必要であるが、まずは、プロとしての自覚や意識をさらに進化させたいのである。
2人とも、快諾してくれて、シーズンの3分の1を終えた各選手やチーム状況を教えてくれた。
西蔵王の「楓庵」の息子さんご夫妻が、七日町でやっているのが「味の園」である。
肉のランクは「楓庵」と同じで高く、旨味がある。
また、こちらも炭火の為に、焼け方が違うのである。
ご飯に、卵スープを食べた。
最初はご飯はいりませんと、遠慮していた高橋翔マネジャーだったが、「おかわり」をしていた。
河野も中島も、「美味い!」を連発していた。
様々な話をして、チームの中の気遣いや、試合に臨む意識や日々の暮らしなど、河野も中島も、真剣に考えていた。
石川アシスタントコーチと、小林トレーナーを呼ぶことになり、途中から合流してもらう。
チームスタッフへの感謝を河野も中島も口にしていた。
特に、中島は、トレーナーの小林がいたから、手の骨折から、予定の3分の1の日数で復帰したと感謝していた。
これこそ、チームワークの真髄である。
それぞれが、それぞれの役割わ持ち、自分の役割を全力で果たす。
そして、お互いが、信頼し合い、リスペクトし合い、始めて血が通ったチームになる。
山形ワイヴァンズは、そこがこれまで弱かったのかもしれない。
その数日後行われた香川戦。
山形ワイヴァンズは、これまでとは違った感覚を宿していた。
山形はいよいよ冬本番。
雪が舞い散る冬の空を、紫の龍が、大きく高く舞い上がることを信じたい。