2018年11月25日の日曜日。
第38回ジャパンカップ。
東京11レース、芝コース2400メートル。
大本命馬となったアーモンドアイ。
今年、3歳牝馬の3冠(桜花賞、オークス、秋華賞)を制し、2012年のジェンティルドンナ以来の、大舞台での勝利に臨む。
2005年のアルカセットが出したレコードは、2分22秒1。
それから、ディープインパクトも、キタサンブラックも破れなかった金字塔だった。
それを、3歳牝馬のアーモンドアイが、1秒5も短縮したのである。
3歳牝馬での勝利も奇跡的であるのに、さらにレコード勝ちとは、信じられない光景であった。
ハイペースなのに、最後まで崩れない。
いや、むしろ最終コーナーを回ってから、スピードを上げ、前を行く4歳牡馬のキセキを捉え、かわした。
陸上や水泳の世界でも、毎年記録が塗り替えられる。
過去や歴史を塗り替えることは、まさに奇跡的な快挙である。
進化を目の当たりにした感覚であった。
この日は夜中まで仕事があり、帰宅後に録画していたジャパンカップの映像を見る。
解説者の方も、これまでの競馬とは次元が違うと言っていた。
この40年間、サクラショウリ、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ディープインパクト、など、名馬の登場は時代を明るくする。
アーモンドアイ…来年は世界へ。
日本馬が通用しなかった、フランスの凱旋門賞を、いつか制覇してほしいと先走るのである。