5月18日(金)、里之宮湯殿山神社の春の例大祭が行われた。
山形県で最も神職の位が高い、黒の衣装をまとった渋谷宮司を中心に、神社役員と、神輿会の「神幸会」のメンバーと、天狗様と記念撮影。
湯殿山神社奉賛会の会長の鹿野道彦元農林水産大臣と、副会長の自分も一緒に撮影に入る。
朝から、御幸会幹部の方々は、神社の境内で「神輿」を担ぐ為の準備をしていた。
鹿野道彦元農林水産大臣は、もともと奉賛会の会長であり、副会長は元山形市長の父の吉村和夫であった。
父が15年前に亡くなった時、渋谷先生から、恐れ多くも、父の後を継ぎ、奉賛会の副会長に就くようにとのお言葉をいただいたのである。
渋谷宮司は、全国の約26000人いらっしゃる神職の方々の中で、約100人の神職身分「特級」を賜っている方で、階位も上階である。
山形県では、唯一の神職身分「特級」の方である。
粛々と、春祭りの祭典が執り行われた。
現山形神社庁支部長の六椹八幡宮の渡邊宮司や、諏訪神社の澤村宮司など、多くの神社関係者も集う。
春祭りが開催されると、山形市は、いよいよ本格的な春の到来である。
祭典のあとは、社務所の2階にて、懇談の昼食会が行われる。
渋谷宮司のお言葉を賜る。
吉村美栄子知事(代理)、佐藤山形市長(代理)、市川昭男前山形市長の出席への御礼と、後藤孝雄祭典委員長、後藤又兵衛副委員長、吉田福平副委員長はじめ、御幸会や婦人会、さらには氏子崇敬者への感謝のご挨拶。
奉賛会の鹿野道彦会長からは、今年は日本にとっての大きな転換期を迎える大切な年である。
しっかり、未来を見つめていこうとの話があった。
はたごまち文庫第2号を書かれた、小形利彦先生の紹介があり、 全員に文庫が配られる。
年々厳しくなる経済情勢、混沌としている政治状況、環境問題もギリギリの段階である。
人々が未来を「幸福なもの」にする為には、拒絶ではなく融和、孤立より支え合う…そんな姿が最も重要である。