2045年の世界を描いた映画「レディ・プレイヤー1」
原作は、アーネスト・クラインの「ゲームウォーズ」…その中には、ガンダムやメカゴジラなどが登場するが、アーネスト・クラインは、「ウルトラマン」「時空要塞マクロス」「マグマ大使」「ゴジラ」「AKIRA」などを見て育った。
今作品では、脚本を手がける。
未来を先取りした今作品は、これまで流行したゲームからのアプローチ、テレビドラマからのアプローチ、書物からのアプローチ、音楽からのアプローチ、アニメからのアプローチ、映画からのアプローチ、特撮からのアプローチなど、各カテゴリーから、現在の人々の根底にある未来像を組み合わせている。
それを、スピルバーグがさらに現実世界としたのである。
スピルバーグは、やはり特別な監督である。
西暦2045年の世界を、見事に描いている。
驚異的なバーチャルリアリティワールド。
ゴーグルひとつで、すべての夢が実現する新世代のVRワールド「オアシス」
食べたり、眠ったり、トイレに行く以外は、すべて「オアシス」で過ごす。
その世界を、そのシステムを、世界中の人類に提供した創設者ジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)
その彼が亡くなり、彼の遺言が世界中に発信される。
「オアシスに隠した3つの鍵の謎を解け!解いた者には、全財産56兆円を与え、オアシスの後継者とする」
現実世界とオアシスの、バーチャルとリアルの世界を行ったり来たりしながら、バトルは繰り広げられる。
現在の若者たちのスマホ依存の現状を見ると、スピルバーグが今回描いた27年後の未来は、実際とほぼ違わないような気がする。
未来を予見するチカラを持った1人であろう。
スティーブ・ジョブズ、スティーブン・ホーキング博士、スティーブン・スピルバーグ…未来が見える人々なのだろうか…。
皆さん似ている名前であるのは偶然?
「レディ・プレイヤー1」は、トレンドを知る上でも必見の映画である。