ひとつは、極貧の家に生まれた子どもが、いつか大金持ちになりたいと成功を求め「アメリカン・ドリーム」を果たす物語。
もうひとつは、ショーマンとしての成功の証とは、どのような価値を手に入れるのか、「しあわせ」とは何かを問う物語。
この2つの物語が、素晴らしい音楽や煌びやかな驚きのステージの中で、交差していく。
人生の中での光と影、あるいは幸福と不幸、成功と失敗は、永遠のものではない。
昼と夜が交互に来るように、春と夏と秋と冬が巡って行くように、その環境は変わっていく。
だから漆黒の夜は、朝の光が待ち遠しく、寒い冬は、生命が息づく春を切望する。
貧しい仕立て屋の息子バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、富豪の娘のチャリティ(ミッシェル・ウィリアムズ)に恋をする。
チャリティの親から身分の違いで引き離され、2人は結ばれる恋ではなかったが、大人になり、駆け落ちのような結婚生活が始まる。
愛する妻と2人の娘たちと、貧しいながらも、いつかは素晴らしい生活を夢見て、小さなしあわせを手にする。
勤めていた会社が倒産したことを契機に、彼はニューヨークのマンハッタンの一角に、「バーナムのアメリカ博物館」を作り、蝋人形や剥製などを飾り営業をする。
しかし、客足は伸びずにいた。
娘たちのアドバイスをヒントに、「ユニークな人々」を集める。
親指トム将軍、ヒゲの生えた女性歌手レティ、空中ブランコのウィラー兄弟などが、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げる。
連日が満員御礼で、一躍話題の劇場となる。
しかし、彼は、より高みを目指し、高貴な人にも、評価をされようとし、仲間たちを少しずつ遠ざけていく…。
成功を追いすぎた為の影が覆う。
全てが、マイナスに運び、ついにはドン底へ。
しかし、仲間たちは、彼を見捨てなかった。
とても素敵な歌声、そして圧巻のショーである。
人々は、何に心を動かすのか…。
そして、行きている意味は…。
幸せとは何か…。
1810年に、コネチカット州で生まれ、1841年にニューヨークのマンハッタンに「バーナムアメリカ博物館」を実際に作った、当時最も有名なアメリカ人と言われた、P,Tバーナム。
ヒュー・ジャックマンと「ラ・ラ・ランド」の音楽チームが贈る、史上最高にロマンチックな感動ミュージカル・エンターテイメント!
パスラボ山形ワイヴァンズのチアリーダー達は必見である!
是非、ムービーオンやまがたの、東北最大級のシアター1で、大スクリーンと最高の音響の中で観て欲しい!